阿蘇で火山の恩恵を授かる。
こんにちは、ポンです。
前回投稿したように、半年間住み込みボランティアしてた由布院・原っぱカフェを旅立ち、ついに自転車日本一周旅を再開!
大分県またな!
熊本県小国
熊本県、はじめまして!
自然食レストラン「風のもり」。知人にオススメされたので、行ってみた。
野菜ランチ。バリ旨!特に、れんこんの肉だんご風、トルティーヤ(スペイン風オムレツ)、野菜の天ぷら。天ぷらがとてもサクサクしてたので、どうやって揚げたのか訊いてみたら米粉を使っているとのこと。今度、試してみよう。
黒川温泉に日帰り温泉入りに行ったり。
先日登ったくじゅう連山を横目に見つつ、阿蘇へ向かう。
熊本県阿蘇
阿蘇のカルデラと山々が一望できる展望台・大観望。ここは、ちょうどカルデラの外輪山の縁から、カルデラ全体を眺めるかたち。
右を見ても
左を見ても
外輪山の縁が判る。
図にすると、こんな感じ。カルデラもその中にそびえる山々も、全て火山活動によって形成されたものだ。スケールがでかい!
外輪山を越え、カルデラの中へ入っていく。ここは、カルデラの底。奥の山は、外輪山。
さて、ここから自転車をひたすらこぎこぎして阿蘇の山へ登って行く。
赤牛と草原。まさに阿蘇、て風景を見ながら、ひたすら山を登る登る。キツイ。
壮観。左手のギザギザした山は、根子岳。
おぉー!お目当ての場所、草千里に着いた。標高1,000m超の山の中に、こんな草原が広がっているのは、圧巻。これも火山活動の賜物によるもの。この景色は、なかなか他の場所じゃ見られない。そして、左手には
いままさに活動中の中岳!モクモクしてるのは噴煙で、絶え間なく噴出していた。でも、噴火活動は小規模なので、大規模な噴火活動が発生する危険性は低い。
草千里のなか、散歩ができる。ブラブラしてみる。
近くにある山に軽く登り、その頂上から草千里方面を眺める。素晴らしい景色。
草千里のすぐ目の前にある、阿蘇火山博物館。ここで、火山の勉強をする。実は、大学時代は地学系の学科で火山を専攻していたのだ。真面目に勉強しなかったけど、今でも地学系のニュースを見聞きすると「おっ?」て思う。なので、ここは行かない訳にはいかない。
中岳火口のリアルタイムカメラ。
中岳の噴火警戒レベルは、2。5段階中の下から2番目。
博物館前に展示してある噴石。
こんなのが直撃したら、人間はひとたまりもない。
過去の阿蘇火山の破局的噴火活動。最大規模のものは、遠く山口県や愛媛県まで火砕流が到達したらしい。その噴火規模は、想像を絶する。もし今この時に、同規模の噴火が発生したら。。。九州全体は壊滅するだろう。そんな噴火は勘弁願いたいものだ。
過去の阿蘇火山の噴火規模は、世界的に見ても大規模。だが、アメリカのイエローストーンはその上をいく。
九州、火山だらけやんな。
さて、草千里をあとにして、山を一気に下り南阿蘇へ向かう。
南阿蘇は湧き水が沢山ある。その数、1,500以上!ここは、その中でも人気の白川水源。湧水は飲めるので、その場で飲んだり持って帰る人もおる。
とてもキレイ。ここから、毎秒1トン(!)の水が湧いている。
絵画みたいな美しさ。
湧き水は、阿蘇火山の伏流水。これも火山の恩恵だ。
湧水で喉と体力を潤した後に向かうは、山の中にある
上色見熊野座神社。
おぉー!良い雰囲気。
人は少なく、ひっそりとしてる。
鳥居の向こうに本殿が。
本殿の奥に、洞窟?みたいなものが。凄い良い。
裏側からの眺め。この地層を見る感じ、ここも火山噴出物だろう。
宮崎県高千穂
阿蘇をあとにして、反対側の外輪山の山々を登り、たどり着いたのは宮崎県高千穂。
高千穂峡。ここも絶景なり!
高千穂、といったらこの眺めが有名だよね。右手にある岩壁(というか両岸とも)は、火砕流堆積物。そう、高千穂峡の絶景も、阿蘇火山の噴火活動によってつくられたのだ。
高千穂の後は、近くにある天岩戸神社(あまのいわと)へ向かう。そのすぐ裏にある、
天安河原神社(あまのやすがわら)。ここは、日本神話の舞台になった場所だが、詳しい話は忘れた(笑)あまりそちら方面は興味がないので。。
それよりも、洞窟内にあるおびただしい数の石が積まれている光景よ!神聖な空気が漂っているように感じ、思わず背筋をしゃんとする。
異様な光景に圧倒される。
絶景や湧水など、阿蘇地方は火山の恩恵に恵まれている。火山は人間に恵みをもたらす。だか、「噴火」という災害は受けたくないものだな、とむかし火山を勉強してた自分は思った。