WWOOF in 山口、素敵でユニークな農家
こんにちは、ポンです!
最近は更に寒くなり、テント生活も厳しくなってきた。
山陰地方ステージを終え、国道9号線で中国山地を突っ切り、山口県へ。そして山口市で、1ヶ月間WWOOF(ウーフ)をしていた。
WWOOFとは?
World Wide Opportunities on Organic Farms「世界に広がる有機農場での機会」の頭文字です。
WWOOFは、有機農場を核とするホストと、そこで手伝いたい・学びたいと思っている人とを繋いでいます。
有機農業とは、無農薬、無化学肥料で作物を栽培する農業で、人間と動物、環境にも考慮した農法です。農薬を使う方法よりかなり手間がかかり、また大型機械を使わない場合も多く、人手が必要です。(WWOOF ジャパンHPより)
つまり、有機栽培している農家にて
ホスト(農家)はご飯と布団を、その対価としてウーファー(労働者)は労働力をそれぞれ提供しあう、ボランティアの一種。
ホストによるが、労働時間は1日5時間で週5日、というホストが大半。ボランティアなので、お金のやり取りはなし。
更に、ウーフは元々外国発祥のシステム。なので、外国人のユーザーが大半だ。欧米人にとって、割と一般的なものなんだろう。知らんけど。ともかく、日本各地のウーフ場所には、外国人ウーファーがいる所も多く、国際交流したい俺には、おあつらえ向きという訳だ。
農業に興味&その土地の人と共同生活&国際交流
以上の点に惹かれて、人生初のウーフをすることにした。
お世話になった山口市の農家のお宅
家の内部
ここの床はまだ砂利のまま。これからコンクリートを敷き詰める予定。
ウーフのホスト
ホストである家族(前列左4人)。ヒロさん(左から3人目)は、元自衛隊員。農業や畜産の知識の豊富さ、重機の免許は一通り取得済。1人で300キロある石を動かしてしまう男だ。お世辞抜きでスーパーマンのようだった。
子供たちの足元に注目。
裸足だ。裸足で買い物。あれ?ここは、ニュージーランドかオーストラリアだったっけ?
ヒロさんとボランティアの人たちと。
ヒロさんの奥さんと子供たち。
作業内容
家内部の改築作業。不要な屋根や柱を壊していく。
家の横に、新たに小屋を増築中。
もう1つの家での改築作業。こちらは、まだまだやることが沢山。
電柱を引っこ抜いた!男四人の腕力で。人生初体験。
抜いた電柱を、軽トラで運ぶ。
国際色豊かなウーファーたち
スペイン人と広島の呉へ遊びにいった時。この土砂崩れは、7月の西日本豪雨のもの。
ミャンマー人とマレーシア人のゲストとお寺へ。
他に
2匹の飼い犬がじゃれ合い中。
んはぁー!!かわいい!
飼育してる山羊。
農業新聞、というのがあるの初めて知った。
ここで1ヶ月間働かせてもらって、いくつも気づきがあった。そのうちの大きな3つはこうだ。
1 自分は何も知らない都会人
農業の知識、工具(トンカチ、バール、ビュンビュンインパクト)の使い方、エンストしまくりのMT車の運転(日本国内で運転したの数年ぶり)、DIYで物や建物を造ったことなければ、コンクリートだって練ったことない。俺は何も知らないんだなと痛感した。逆に言えば、何も知らなくてもお金さえあれば都会では生きていける、ということかもしれない。
2 ものの見方は立場によって変わる
草刈り機。道路脇や畑の雑草や竹を切る、田舎でよく見るやつだ。
イメージ写真
ここで、人生初の草刈り機作業を経験する。草刈り機は意外に重い。両手が筋肉痛になる。更に、雑草も色んな種類があり、太くて切りづらいやつ、猫じゃらしみたいにふにゃふにゃしててやはり切りづらいやつ、と様々だ。草刈り作業がここまで重労働とは思っていなかった。草刈りを経験する以前は、草刈り機で作業してる人を見ると「頼むからこっちに石を飛ばさないでくれよー。」くらいにしか思っていなかった。でも、今は「ご苦労様です!」と心の中で敬礼している。草刈りの大変さが、身に染みたから。このように ー同じ光景を見てても何を感じるかは、見る人によって全く変わってくるー という事は世の中にいくらでもあるのだろう。
3 良い子育てとはなんだろう?
ホストの方たちの子育て方法は、興味深かった。まず親子同士でもお互い名前で呼び合っている。お父さん、お母さん、ではなく名前で呼ぶ。珍しい。そして、あいさつや返事するときは元気良く!おはよう、いただきます、ごちそうさま、おやすみ。これらのあいさつは、人にとって基礎の基礎だ。ここを大事にしているという風に見えた。ありがとうを言い忘れることがあると、「ありがとう、て言わなきゃいけんよ。」とその都度注意する。また、姉弟ゲンカや転んで泣いてしまっても、少々のことでは甘やかさない。「転んだのは、自分の不注意じゃろ。」と。そうすることで、ワガママではなく礼儀正しくしっかりとした子供に育っていくのだろうか。事実、元気いっぱいで礼儀正しい娘ちゃんだった。
将来、自分が子育てをする時に、何か参考になる気がした。
まとめ
素敵でユニークなWWOOFホストに出会えて、俺はラッキーだったと思う。このように、ホストたちと同じ家で寝食を共にし、地元住民である彼らの暮らしぶりを目の当たりにしながら、農作業などの経験ができた。ヒロさんとその家族、一緒に働いたボランティアのみんな、貴重で刺激的な経験をありがとうごさいました!
最後に、今回のルート。
島根県益田市→山口県山口市→広島県広島市→山口県下松市→山口県下関市
と、こんな感じ。
世界で1番ロマンチックな曲、「サーカスナイト」
「Oh baby 今夜のキスで 一生分のことを変えてしまいたいよ」
これよりロマンチックな曲を、俺は知らない。
ー天使は実在したー
もし俺がまだCD屋で働いているなら、こんなキャッチフレーズをつけたい。
青葉市子。
透明な彼女の歌声を聞くと、スッと心が落ち着く。雑念だらけでとっ散らかった心が、フラットになる。人の雑踏が煩わしい時。夜眠りにつく時。この曲を聞く。
原曲の、七尾旅人バージョンも好き。
七尾旅人 "サーカスナイト" (Official Music Video)
どうにも切なくてセンチメンタルな気分の時は、これを聴く。
Kakuu Seibutsu no Blues 架空生物のブルース - Asian Kung-Fu Generation [Sub Español] [HD]
イヤホンで周りの世界を遮断して、自分の内面を旅する。
ふと窓の外を見ると、あたりはすっかり暗くなっていた。秋の日は釣瓶落とし。すっかり冷めきったコーヒーを飲み干し、カフェを後にした。
山陰の魚介に舌鼓
こんにちは、ポンです。
最近朝晩は冷えてきて寒い。でも蚊がいなくてキャンプしやすいし、暑くないから快適に自転車を漕げる。
前回の続きから。米子を発ち、島根へ。
出雲市(島根県)
旧出雲大社駅舎
駅舎内。
当時の運賃表。東京まで10000円ちょっとか。1日くらいで着くのだろうか。
出雲、といえば出雲大社。何年も前から訪れたいと思っていたし、この山陰地方でとても楽しみにしていた場所だ。
率直に言って、出雲大社は期待はずれだった。もっと、何かあるのかと思っていた。むかし伊勢神宮にお参りした時、内宮に入った瞬間「あ、空気が変わった。」と思った。凛とした空気、厳かな雰囲気。そういう何か神聖なものを、出雲大社にも期待していた。しかし残念ながら、何も感じれなかった。これは出雲大社の問題か、俺の問題かはわからない。ただ、大勢の観光客がお参りしたり写真を撮っている中で、俺は肩透かしをくらった気分で佇んでいた。
釈然としない気分で出雲大社から帰ってくると、駐輪していた俺の自転車のすぐ隣に、大量の荷物を積んだサイクリストを発見。
この旅、一人目の日本一周チャリダーに遭遇。旅の情報交換をして、そのあと公園で一緒にキャンプをすることに。自炊する材料を、スーパーに買い出しに行く。
鮮魚コーナーの充実っぷり!なんてことない普通のスーパーなんだけど。
でた、高級魚・のどぐろ。その上質な脂がのった身から「白身のトロ」と言われるらしい。一度、食べてみたい。
この量で、100円。安い。。よな?普段、魚買わないから、相場があんまわからん。
今夜のおかずは、君に決めた!
鯖。を買ってテントに帰る。
魚などほとんど料理しない野郎二人。考えて出した結論は、「塩まぶして適度に焼き、仕上げに醤油をたらす。」というシンプルなもの。余ってたしめじと一緒に調理する。出来上がって、一口食べてみる。
「な、な、なんじゃこりゃー!」
と二人同時に叫ぶ。旨い。脂がのりまっくていて、旨味がすごい。素人がテキトーに作ったのに、このおいしさ。
残った半分をインスタントラーメンに投入。これも旨い。
浜田市
チャリダーと別れ、国道9号線をひたすら南西へ。
ここ浜田は、漁港がある。確かに、島根県内のスーパーでは、よく浜田産のものを見かける。ちょうどお腹も空いてきたから、なんか魚介の昼飯を食べるか。駅前から一本入った路地の、小料理屋に決定。
「日替わり定食」¥750。
このスズキが絶品!目の前の浜田漁港で水揚げされたやつ。やはり、食べ物は鮮度が大事だ。
結論
山陰の魚介は、伊達じゃない!
おまけ
山陰地方のルートは、こんな感じ。↓
鳥取の旨い飯
こんにちは、ポンです!
しばらくブログを更新できていなかったのは、逃亡犯と一緒に逃げ回ってたから。
さて、記憶を手繰り寄せてブログの続きを書いていこう。前回は、京都だった。その京都から国道9号線を西へひたすら走り、兵庫県北部を通り、着いたのは山陰地方の玄関口・鳥取県。
鳥取砂丘は、遠くからチラ見しただけ。去年、モロッコでサハラ砂漠を見た。それと比べると鳥取砂丘は勝てないだろうと思ったので、行かずにパス。
ここ鳥取は、コナンの作者の出身地。
阿笠博士。
博士でかすぎ、少年探偵団の五人が乗るスペースないじゃん笑
コミックの裏表紙のやつね。
鳥取のシンボル、霊峰・大山(だいせん)。大山といえば、関東出身の山好きは大山(おおやま、神奈川の丹沢山地の山)と読んでしまう。が、これはだいせん。
ポスターで見かけた大山。かっけー!白く険しい岩稜は、アルプスのようだ。標高1,700mと、西日本の山では最高峰クラス。登ってみたいねぇ。
米子
鳥取の西の端、島根県との県境にある街。ここで、回転寿司屋・寿司みなとで昼飯を食べる。複数の知人、友人から「米子に行ったら、寿司みなとへ行け!」とお勧めされていた。米子から北へ20キロにある境港で取れたての魚介が食べれるから、と。こりゃ、行かないわけはいかん。
とても新鮮で美味しかった。特に、サーモンはとろけるような舌触りで絶品。
ところで、寿司て一杯食べても中々お腹いっぱいにならんよね。12貫食べてようやく満足できた。
米子に来たのは、人に会う為。米子にあるベジタリアンレストラン・日々の糧、オーナーのハニーさん!カナダのオーガニックタウン・ネルソンで、友人を介して知り合った。エネルギッシュな雰囲気が素敵。
内装は、木目で明るい雰囲気。
メニュー。
せっかくなので、お昼ごはんに玄米定食をいただく。
チンジャオロース的な?ピーマン、パリパリしてめちゃうま!野菜は、ハニーさんの家で育ててるのを毎朝収穫してきてお店に出す。採れたて野菜バンサイ\(^o^)/
オムレツ。中身は、じゃがいもとトマト、だったかな?アカン、はっきり覚えてない。。ブログは、すぐに書かなきゃだめだね。これも、旨かった。
普段見かけないような雑誌が、店内に。
ハニーさん、スタッフの皆さん、美味しいごはんごちそうさまでした!
京都、来るたびに発見がある街。
こんにちは、ポンです。
大阪をあとにし、次の目的地・京都へ向かう。道、平ら!漕ぐのめっちゃ楽。紀伊半島の山々を越えてきた後では、大阪平野など楽勝楽勝。
京都市内(京都)
京都に来るのは、これで5回目。メジャー所はだいたい見たので、今回は何しようか?ま、そこらへんも行き当たりばったりで。ちなみに、好きな神社仏閣は上賀茂神社と南禅寺。
鴨川。あれ?水、こんなキレイだったっけ?これなら、全然泳げそう。
鴨川は、憩いの場になってる。京都駅から徒歩圏内で、こんなまったりできる場所があるなんて、東京じゃ考えられない。羨ましい。
お気に入りのゲストハウスCOMPASSにて。前回宿泊してとても良かったから、今回もここで。ここのゲストハウス、面白いのはママ(左)、パパ(右)とゲストに呼ばせたり、毎晩スタッフのみんなが飲み会をやってるんじゃなかろうか?と思わせるアットホームな空気感。
みんなで、酒やお菓子をシェア。そして、語らう。
ナイスガイなオージー(オーストラリア人)。
なんと、宿泊客全員に手書き(!)のイラストをプレゼント。凄い手間暇かけてる。
ありがとうございました!また来ます。
お次は、マンガミュージアム。こんなんあるの知らんかった。ゲストハウスのスタッフの方にオススメされて来てみた。
中には多くの漫画がある。
ジャンプのバックナンバー。
昔の漫画も。藤子・F・不二雄、手塚治虫、石ノ森章太郎ら巨匠たちの漫画も読める。
来場者の漫画風似顔絵。漫画家の人がいて、イラストをお願いできる。俺も欲しい!でも、荷物になるから諦めた。。
パソコンで漫画を描くコーナー。
最近読み進めてる漫画は、「ゴールデンカムイ」。北海道が舞台の財宝探し話。アイヌ文化が事細かに描かれていて、アイヌ語、狩猟、伝統料理、など作者の人はどうやってこんなに取材したのかと思うほど、リアル。ギャグパートも笑える。
漫画をまったり読めるスペース。
紙芝居!懐かしいな。子供の頃に一、二回見た記憶があるんようなないような。
彼女が紙芝居師。その口演(彼女曰く、公演でなく口演)は、「驚愕」の一言。まずは、彼女から紙芝居を使ったクイズを出題する。前列に座っている子供たちの心を掴みにかかる。物凄い彼女のマシンガントーク。喋りのキレが半端ない。子供たちはあっという間に、彼女にのせられて大きな声でクイズに答えていく。次に、大人だ。一般の大人なら羞恥心が邪魔して遠慮してしまうものだが、彼女はおかまいなしに大人をも巻き込んでいく。大人たちもそれにのせられていく。場の空気が暖まったところで、メインの紙芝居をやる。その手腕は、鮮やか。
外国人のお客さんが何人かいた。ハローや簡単な文章は英語で説明して、あとは日本語で紙芝居。それでも、外国人に伝わってそうで彼女のパフォーマンスを見て笑っていた。口演中、老若男女国籍も関係なくみんな笑っていた。彼女のパワーがあまりにも凄まじいから、正直いうと俺は感動して目がウルッとしてしまった。
口演の最後、彼女は外国人客に向けてこう言う。「サンキュー!」、「メルシー!」、「スパシーバ!」アイルランド、フランスとロシアのお客さんに「ありがとう!」とそれぞれの言語で言ったのだ。まさに、エンターテイナー!
良いもの見せてもらった!ありがとう。
彼女のブログはこちら↓気になる方はどうぞ!
http://blog.livedoor.jp/ikkyu_y/
Nabowaの達くんと再会!Nabowaは、カフェに合いそうなまったりテイストからバッキバキのジャムサウンドまで、懐の深い京都のインストバンド。フジロックや朝霧JAMに出演したり、最近はBRAHMANのTOSHI-LOWとコラボ曲をリリースした。俺が、昔に勤めていたCD屋でNabowaに遊びに来てくれた事もあった。
そのよしみで、お宅に泊まらせて頂けることに。更に、ご飯までご馳走になってしまった。。達くん、ホンマにありがとう!おおきに!
ちなみに、Nabowaのオススメ曲はこちら↓
Nabowa | きょうの空 (Official Music Video)
その達くんから、「面白そうなイベントあるよ。」と教えてもらい、「村おこし」というイベントに行ってみた。京都大学の吉田寮主催で、寮の敷地内で開催。
吉田寮は、築100年以上の歴史と伝統ある学生寮。それが、いま存続の危機に瀕している。何かと過激や思想的な言動が多い吉田寮を煙たがっている大学側×寮の存続を願う学生側、という構図のようだ。なんか、70年代の学生運動みたい。
ほー、寮費は月30000円か。。。と、よく見たら、年30000円!安っ!
吉田寮の見学ツアーに参加して、気になる寮の中を探検。中は、カオスだった。「整理整頓」という概念を知らないという程に、物が散乱していた。また、ガスコンロには黒い燃えカスがびっしり積もっていた。でも、こういう環境で友達や先輩後輩と共同生活してみたら案外慣れるかも、とずぼらの俺は思った。寮内の写真は無し。理由は、彼らのプライバシーだから。
村おこしの様子。食べ物、音楽ライブ、ワークショップなどがある。吉田寮の寮生が寮を存続させるべく、外部の人に寮の存在を知ってもらい存続の署名やカンパを募ろう、というのがこの村おこしの主旨。
奇人、変人しかいねぇww
フジロックを思い出す雰囲気。
イベント参加者の大多数は現役寮生ではなく、OBOGや外部の人と思われる。
PAが酔いつぶれてるの、初めて見た笑
マテ茶!南米で広く飲まれていて、サッカーのバルセロナのメッシとスアレスも、マテ茶をきっかけに仲良くなった、とかなんとか。
専用のカップに入れて、ストローで飲む。
その吉田寮の入口。中に寮生と思わしき人がいた。今風におしゃれしてる子から、セーラー服を着た男子や、まわしを巻いてシコを踏む相撲男子など、やっぱりカオス。。京大生、やはり天才と奇人は紙一重、か。でも、ちょっと話してみたいけど。
別のゲストハウスにて、コリアンガイとフレンチガールと。
悪天候と京都をもっと探検したいという思いから、もっと京都に留まることに。
英語が少し上手くなった気がする。たくさんの外国人観光客かいて、仲良くなれる機会かある。英語を話せる機会かあったから、かな。でも、少し話せるようになると、もっと上手くなりたい、という欲がでる。その繰り返しで、物事を習得していくのだろう。
さて、翌日はそのコリアンガイとフレンチガールと一緒にコーヒーを飲みに行く。隠れ家的なカフェ。
マスターの無駄のない動作に、思わず見入る。
スタンディング形式。
良い雰囲気。
今回も、京都は最高だったなー!とこれで終わるかと思いきや。。
あれ?なんか、腕が痒いな。蚊かな。でも、それとは痒さの質が違うな。あと、首や耳、足も痒い。ま、まさか、これは。。出たよ、出やがったよ、ヤツが。旅人に恐れられる南京虫が。
以下、ネットからの参考画像(閲覧注意)
南京虫の卵(参考画像)
南京虫の成虫(参考画像)
刺された痕(参考画像)
南京虫またはトコジラミ。刺されると、ホンマにめっちゃ痒い!蚊なんてかわいいもの。激烈な痒みが一週間続く。更に、恐ろしいことは、その高い繁殖力。あなたの着ている服やバッグに住み着き、そこで卵を産む。それらが孵化したら、、もう手が付けられない。服、バッグ共に乾燥機などにかけてやつらを殺す。(南京虫は熱に弱い。洗濯機にかけるのは無意味。)おぉー、これ書いてて悪寒がしたよ。そして、近年外国人観光客の増加により、日本でと増えている様子。
俺のベッドをサササッと走っていた悪魔の虫を発見。反射的に指で潰したら、俺から吸ったであろう大量の血がプシャッと。
痒い。でも、今回は刺された箇所も少なかったし、まだマシ。刺されるのは、今回で5回目。ニュージーで1回、カナダで1回、スペイン(サンティアゴ巡礼)で2回。サンティアゴ巡礼中、何故か他の日本人巡礼者はほぼ無傷で、俺だけ2回も刺されるはめに。俺の体から引き寄せるフェロモンでも出てんのか?
効き目抜群のジェル。サンティアゴ巡礼中に買ったもの。念のため、持ってきとておいてよかった。
これを読んでいるあなたに1つ忠告。南京虫は、他人事ではない。あなたの身に降りかかる可能性はある、という事。宿泊しているのが3つ星ホテルだとかなんだとか関係ない。だって、他の旅行者が持ち込んじゃうんだから、その服やバッグと一緒に。ホテル側にとってみたら、防御策はない。宿泊業界では、南京虫はとても恐れられている。
その南京虫事件の同日、京都を出発したらタイヤがパンクした。この旅、初めてのパンク。避けていても起こってしまう、パンク。
道具はあるので、何とか自分で修理してみる。
何を隠そう、自分でのパンク修理は初。
2時間かかったが、何とか修理できた。よっしゃぁ!と思ったのも束の間、あれ?ブレーキが効かない。。?パンク修理の際、ブレーキのワイヤーにダメージを与えてしまい、ブレーキを壊してしまったのだ。はぁ。ため息をつきながら、結局自転車屋さんに行き、直してもらう。
ま、こんなトラブルも旅の一部。トラブルも楽しむ!くらいの気概じゃないとね。
京都は面白い街だ。全部の路地も歩いたろうか!て思うほど、来る度に新しい発見がある。
岸和田で、だんじり&粉ものを堪能
こんにちは、ポンです。
台風をやり過ごす為、、てこのフレーズ何度目やねん!今年、台風多すぎ。てか、台風21号強烈すぎ!!家、吹き飛ぶかと思った。いままで体験したことのないような激しい暴風雨やった。ここ岸和田も被害がかなり出てるようで、心配。。
さて、プレイバック。
そう、岸和田に到着。
岸和田といえば、だんじり!奇しくも、試験曳き(リハーサルみたいな)の日とかち合ったので、だんじりが見れる。
だんじりの構成。
リハーサルみたいな、といえどこの人手。だんじりする方もガチでするらしい。
観客もマジや。
これ何ぞ?だんじりから守る為の策。
至るところに。岸和田には、なんと「だんじり保険」なるものもある。
威勢の良さそうなおじさん&おにいさんたちがそこかしこに。
そして、だんじり登場。
スピードをつけて、カーブを曲がる。
決まった!だんじりがハイスピードで街角を直角に曲がることを、「やりまわし」という。
こんなS字コーナーも行っちゃう。ここは、見せ場スポットの1つ。
近くで見ると、迫力ある。
あと、大阪といえば、「お好み焼き」!これは、中華麺が入ってるモダン焼き。(広島焼き)
一味をかける。衝撃!関東ではかけないから。と地元の人に言ったら、逆に驚かれた。かけへんのかい!と。
岸和田に来た理由は、人に会う為。カナダのバンフで知りあいになった方と再会。
ところで、このヘラの形おもろいなぁ。食べやすくなる工夫とかか。知らんけど。
次は、たこ焼き。10個200円て安っ。
どうせ安いだけちゃうんけ?と思って食べたら。ん?ウマイやん!旨味を感じるソースと、カリッとした皮、美味しい。こんなん知ったら、銀だ○なんて高くて行けない(8個580円て。。)
関西うどん!ダシが利いてて、美味しい。汁まで全部飲めちゃう。
ちなみに、関西の人に言わせると、関東のうどんは「辛い」そうだ。しょっぱいて意味。俺は、両方好きだよ。
またお好み焼き。これは辛子がかかってる。これも、関東ではやらんなぁ。
英語学習塾で小学生たちと。彼女が塾を経営してるので、特別ゲストとして登場。みんなで自己紹介したり、ゲームしたり。そして、お宅にも泊めさせて頂いた。ありがとうございます!
大阪の子供は、モンスターや。そして、容赦ない。そない「おじちゃんおじちゃん」連呼せんでも。。ミッキーマウスの中の人、ともいじられる。ま、元気があってよろしい。
紀伊半島ステージ終了
こんにちは、ポンです。
最近、公園や広場を見かけると水とトイレがあるか探して、野宿てきるかどうか判断してしまう癖がついてしまった。
では、プレイバック。
本州最南端・潮岬を後にして、次の目的地は高野山。
田辺市(和歌山)
ここ、田辺市はスペインのサンティアゴ市と、姉妹都市!知らんかった。サンティアゴといえば、サンティアゴ巡礼。はいはーい、俺それ去年歩きました。
そして、田辺市といえば熊野古道。近年は外国人に人気で、こんなパンフレットが。確かに、外国人をよく見かけた。
証明書。両方とも巡礼を達成するともらえる特別仕様。
高野山の僧侶も何かしたらしい。
これらを見て思ったのは、「熊野古道歩きたい」ではなく、「サンティアゴ巡礼をまたやりたい!」てこと。
有田川町(和歌山)
龍神スカイラインを経て、高野山を目指す。新宮~潮岬~白浜~田辺と紀伊半島の海岸線を走ってて思ったのは、「もううんざり。。」前にも書いた通り、海岸線沿いでもアップ&ダウンが激しくて精神的に辛い。更に、キレイなはずの海の景色を見ても特に感動しない。個人的に海より山の方が好きなのだ、山登り好きだけに。これを見て気を悪くした方がいたら、ごめんなさい。でも、これが俺の率直な感想です。
という訳で、山の稜線を縫うように走る龍神スカイラインへとハンドルを向ける。
あらぎ島。有田川町のシンボル。日本の棚田百選に選ばれている。いいなー、やっぱり緑は落ち着く。
龍神村(和歌山)
龍神スカイラインに上るまでの坂道が急すぎて、ふくらはぎがパーン!て爆発するかと思った。しんど過ぎて、道の写真を撮る余裕なし。
ルートはこんな感じ。
獲得標高1,000m以上。上りきった時は、マジでヘトヘト。。登山の1,000mよりも、自転車で1,000m上る方がきつい気がする。もちろん、コース、荷物の重さ、気温、など条件が違うので単純に比較はできないけど。
本日のキャンプ地。標高1,200mなので、夜になると冷えて肌寒いくらいだ。快適。下界の蒸し暑さが嘘のよう。
龍神スカイラインからの景色。和歌山県は、本当に山が多い。県の面積の4分の3は、森林というから驚き。
高野山(和歌山)
遂に来た、高野山。前から来てみたかったのだ。友達に勧められたのもあり、最近は外国人観光客が沢山来ていて面白そうだ、こりゃ行くしかない、ということで。
奈良の黒滝村のおばちゃんたちと再会!俺が高野山に行くと連絡したら、じゃ、私たちも行く、となり一緒にお参り。
三本の松の葉を見つけると、ご利益があるそうな。四つ橋のクローバー的な感じか。
目を皿にして、三本松を探すおばちゃんたち。そんな簡単に見つかるんかいな?と思いつつ俺も探してたら。。あ、あった!見つけた!簡単に。見つけた三本松をおばちゃんにあげる。お世話になってるお礼に。あ、写真撮るの忘れた。
奥の院。
ここには数え切れないほどの沢山の墓がある。大企業の慰霊碑もある。シロアリの墓というのもあった。どういう経緯で、建てられたのか気になる。
翌朝早起きして、坊さんの朝のお勤めを見に行く。朝の凛とした空気が心地よい。お堂に着き、お坊さんたちのお経を聞く。声が低く静かなお堂の雰囲気と相まって、瞑想的だ。お経を聞きながら目を瞑り、考え事をする。ふと、疑問に思っていた「なぜ高野山に外国人観光客が押し寄せるのか?」の答えが見つかった。答えは、簡単だった。宗教だ。その国のお国柄をよく表すものの一つに、宗教がある。その特徴は、祈りの対象(仏様、大仏、観音様)、建造物(お寺、神社)や所作(お経や念仏、立ち振舞い)なんかに見てとれる。そして、そういうのを見て、彼ら外国人は何かを感じたり思ったりするのだろう。かつて、俺がミャンマーの敬虔な仏教徒や、パリのモスクのイスラム教徒を見て、美しいと思ったように。ここ、高野山ではそういう光景をたくさん目にすることができる。京都、奈良、鎌倉、日光なんかが人気なのも、同じ理由なのだろう。
宿泊したゲストハウス。洗練された雰囲気。
スタッフは親切、いろんな旅人が集まり皆で話ができる良い場所だった!やっぱ、ゲストハウスはこうでなきゃ。中でも印象的だったのは、日本人女子とイタリアンガイの二人組。二人ともドイツ在住で、女子の方はピアノの勉強、男子の方は俳優をしているという。女の子は、英語が上手いだけでなくドイツ語も喋れる。しかも、気遣いできる素直ないい子。色々、刺激をもらえた。イタリアンガイは、少し不思議な空気を帯びたヤツ。教えてないのに、俺の名前を当ててみせた。「宿泊名簿でも見たのか?」と訊いたら、「いや。Instinct(直感)だ」と答える。Seriously!?どことなく、サンティアゴ巡礼者にいそうな、スピリチュアルな男だな、と思った。
このゲストハウスだけでなく、時にはバス停で、時にはカフェで、旅人たちと出会いお喋りした。ここ2週間くらい、人との出会いやトークがなくて何だか残念だなーと気落ちしていた。そんなところに、沢山の出会いがあった。高野山自体に、何か引き寄せる力があるのかもしれない。
紀伊半島で走ったコースは、だいたいこんな感じ。どこから紀伊半島というのか知らんけど。一周まではいかなくても、紀伊半島"半周"くらいはしたのかな。伊勢は、前に伊勢神宮行ってるので、今回は行かず。