「調子はどうだい友よ?」
こんにちは、ポンです!
Caravanのライブ@三島に行ってきた。
アットホームでこじんまりとした最高のパーティーだった。
三島にある雰囲気よい酒屋兼カフェ。ステージは、緑やキャンドルで飾られてお洒落。観客100人程度なので距離が近い、手を伸ばせば触れそうなほど。屋外だから、夜風を受けながら開放感ある。今夜は、キャラバン1人のアコースティックセット。
ライブは演者と観客、両者が共にいい雰囲気、ヴァイブスを作りあげていくものだ。
観客が自分はお客さんだからといって、受け身になるばかりではつまらない。ミュージシャンにエネルギーを与えられるような、むしろ凌駕するくらいのテンションでいると、良い化学反応が起こる気がする。
それを心がけて、この日は俺はいいテンションで臨めたと思う。曲と曲の合間で、「フー↑」と掛け声したり、少しCaravanをいじるようなこともしてみたり(笑)それにCaravanも応えてくれたから嬉しかった。観客の好きな曲を一曲演奏してくれるリクエストコーナーでは、俺はいの一番に声を挙げ無事に採用され「サンティアゴの道」をやってくれた。
そして、曲と曲の合間に彼がギターのチューニングをしている時に、俺は大きな声を掛けた。
「Caravan、調子はどう!?」
彼は笑いながら応えた。
「調子はいいよ。」
そして、この曲を演奏し始めてくれた。
TRIPPIN' LIFE caravan&光風 chitchat12th 2016.4.24
「調子はどうだい友よ。愛すべきロクデナシよ。」
の一節で始まる。まるで、ツレとの久しぶりの再会を祝すような懐かしさと温かさ。リリースしてから10年以上経っても、皆が笑顔で歌える曲があるなんてミュージシャン冥利に尽きるだろうな。
どのミュージシャンにも、ライブアンセムがあると思う。ライブで観客みんながシンガロングするような曲が。
アジカンなら、リライト。
Oasisなら、Don't look back in anger。
Dragon Ashなら、Fantasia。
Caravanのアンセムの1つは、このTRIPPIN' LIFEだ。
ライブ終了後、彼に一言お礼を言いたくて傍に駆け寄った。彼の曲「サンティアゴの道」に背中を押されて、実際に俺は去年サンティアゴ巡礼をやった。人生最高のハイキングだったのだ。その感謝の気持ちを伝える為に、「Caravanのおかけでサンティアゴ巡礼行ってきたよ。ありがとう。」と言った。彼は応じてくれ、握手もできた。サインと写真はゲットできなかったけど(笑)ま、それは次の機会に。
こういう距離感の近さは、小さい会場ならではだな。野音や川崎CLUB CITTAなんかの大きなハコでバンドセットのライブもいいし、小さなハコには小さなハコの魅力がある。
いいライブとは?
その最中に100%心の底から楽しめてるかだと思う。そうではない時、ノリ切れない時は雑念が心に浮かぶ。「今、何時かな?」や「飯、何食おうかな?」など。でも、今日はそんな事は一切なかった。
素晴らしい夜だった。