英語が少し喋れるから、何だってんだ?
カナダからこんにちは!ポンです。
今回は、ずーっと思っている、
人とコミュニケーションをとる事の難しさについて。
言葉で人とコミュニケーションを取るのて、難しい。声の大きさ、声質、ユーモアセンス、 話題、間の取り方、等々。母国語が同じ人同士でもそれを感じる事があるのに、それが外国語になったならその難しさはなおさら。発音、語彙力、アクセント。。。気をつけなくちゃいけない事が沢山ある。それでも、英語を使って他の国の人と話すのは楽しい。色んな国の人の文化や価値観に触れられるから。
ただ、
言語なんてコミュニケーションのうちの一つに過ぎない、
そう思った出来事があった。それは、
2016年4月にネパールはエベレスト街道をトレッキング中にあった出来事。
スペイン人ハイカーのルイス
彼とは、二度会った。初日と、トレッキング最終盤の15日目。二度目に会った時、たまたま一緒の宿だった。その晩、宿主とその家族、他のハイカー達とストーブを囲んで、話し込んだ。お世辞にも彼の英語は、そんなに上手くない。だが、その話の場は彼を中心に回っていった。彼の持ち前の明るさ、ポジティブなオーラとユーモアで、皆が笑う。ネパール人である宿主とその家族も笑顔だ。衝撃だった。と、同時に感銘を受けたし羨ましいと思った。
人とコミュニケーションを取るのに、言葉が最重要なんじゃない。その人柄や雰囲気が大事なんだって。
もちろん、全く言葉を喋れないと難しいだろうし、言葉が不要だなんて思ってない。でも、言葉というのは、他者と関わる為の方法うちのたった一つなんだって。言葉が通じなくたって、お互いの目を見つめ合ったり、抱擁を交わして気持ちを通わせる、という事はできるはずだ。
英語が喋れなくたって。
ある人は歌で。またある人は楽器で。ダンスで。絵で。料理で。サッカーで。写真で。手品で。マクラメで。
他人を笑顔に、幸せに、する。
じゃ、自分は?
音痴で、楽器できないし、絵は草薙画伯レベルだし(笑)、スポーツは持久力以外のものはダメ。俺、何もないじゃん、て。だから、手に芸を持ってる人、クリエイティブな才能を持ってる人を、激しく羨ましいと思う。
でも、人と話すのは好きだ。だから、せめて言語を、英語を頑張ろう、と思ってやってきた。言葉を話す事ばかりに意識が偏ってしまいそうな時は、ルイスの事を思い出す。
発音が下手くそで英語が通じなかったら、ボディランゲージでもいいじゃないか。だって、目的は言葉を話す事ではなく、人とコミュニケーションを取る事なのだから。
このブログタイトルは、自分への戒め。
ルイスとチリ人カップルと大貧民!英語ではpresident and assholeと言うらしい。
ルイス、今はどこで何してるのかな。マドリッドで庭師をやってるて言ってたと思うけど。また会いたいな。