LIFE IS A TRIP! ~Tour de JaPON 「自転車日本一周の旅」~

2018年夏、自転車日本一周の旅へ。自転車歴2ヶ月33才♂が奮闘。2017年秋、スペイン・サンティアゴ巡礼900km完歩。動画は→https://youtu.be/luRrk8gVzeg 好きな国は、ネパール、ミャンマー、スペイン、カナダ。山登り、音楽やサブカル、そして穏やかでイキイキしてる人が大好き。

航空券は忘れるな。いいか、絶対だぞ。

こんにちは、ポンです。

 

 ただいまインド旅の最中。インドについてブログを更新していきたいが、なにぶん筆が遅いからな。ま、気楽にやっていくよ。

 

 

 

 さて、飛行機を乗り継いでインドの首都・デリーへ向かおう。

 

成田→バンコク(タイ)→デリー

 

という行程。成田を離陸してしばらくしてから、ふと俺はある事に気付く。

 

「あれ?バンコク~デリーのeチケット、用意してなくね?」

 

 ネット予約したフライトチケット、e-ticketの画面を携帯に保存するの忘れていた!もちろん、プリントアウトもしていない。しかも、バンコクでの乗り換え時間は、たったの2時間20分。国際線のフライトは、出発時刻の3時間前に空港にいるのが望ましい。更に、成田~バンコクバンコク~デリーは1枚のチケットではなく、別々に購入したチケット。よって、バンコク着が遅くなってデリー行きのフライトに間に合わなくても、乗り継ぎの保証は無し。ということは、自腹でまたバンコク~デリーのチケットを買わなければならない。その便を乗り過ごすと、もう丸々1日バンコクの空港で待たなければならない。そうなると、タイのVISAも必要になるのか?マジ?ともかく、Gmailを開けられればe-ticketを表示できる。しかし、俺は日本を既に離れ、携帯は圏外。。こうなったら、バンコク空港でのフリーWi-Fiが最後の頼みだ。もし、Wi-Fiが繋がらなかったら、、、どうしよう?

 

「ま、なんとかなるっしょ!」

 

「日頃の俺の行いが良いから。間に合うやろな。」

 

と、楽観的に努めた。そうして、バンコクまでのフライトは、ぐっすり眠ったのだった。

 

 しかし、まさかのフライト遅延(泣)。バンコク空港着が30分遅れた。この時点でデリー行きフライトまで残り1時間50分。受託荷物のチェックインは、フライト1時間前に締め切るので、実質残り50分しかない。。この50分間で、荷物をピックアップして入国審査して受託荷物のチェックインまでしなければ。てか、まずWi-Fiをゲットせねば!e-ticketを表示しないとイカン!!と、だんだん焦り始めてきた。ヴィパッサナー瞑想で培った、「平静さを大事にする」という教えを思い出す。自分の呼吸を観察してみる。浅く間隔が短い。焦っているな、俺。てか、この状況で平静でいられるほど人間ができてもいなければ、ヴィパッサナーの経験があるわけで

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 この時点で、もうかなり焦っている俺(笑)飛行機を降り、速攻で荷物をピックアップし、入国審査へ。こうやって空港内を早歩きしてる最中も、Wi-Fiを探す。が、繋がらない。くそ、ダメか。。入国審査所に着く。俺の番になった。入国審査官が俺に言う。

「乗り継ぎ便のチケットを見せろ。」

と。

Wi-Fiに繋がらないと、e-ticketを表示できない。」

と俺は伝える。

「じゃ、繋いで見せなさい。」

はいはい、そうですよね。俺も見せたいんですよ、マジで。でもね、

 

Wi-Fiが繋がらないんだよぉぉぉぉぉぉおおおおおお!!!!!

 

何でWi-Fiいくつも飛んでるのに、どれもこれも繋がらないんだよ(怒)!と、まごついている俺を見た審査官が

「あんた邪魔だから脇に立ってな。はい、次の人!」

と、俺の後ろに並んでいる人を審査し始めた。この時点で荷物締め切りまで残り30分。。焦って携帯を操作する指が震えている。いろんなWi-Fiをいくつも試す。が、どれもダメ。てか、焦ってどれが既に試したやつて、どれがまだ試してないのかもわからなくなってきた。。

が、神はいた。

 

Wi-Fi繋がったああああああぁぁぁぁぁ!!!!!

 

チケットを表示して入国審査を終わらせ、なんとかギリギリで荷物のチェックインを終わらせ、無事にデリー行きの飛行機に乗れましたとさ。はぁぁぁぁ、疲れた。。。。。

 

 

 

 さて、ここでこれから約1ヶ月半のあいだ旅をするインドについてお勉強。

 面積は世界で8番目に大きい。日本は60番とか。日本の面積はインドのたった5%ほど。インド大きいな。

 人口は13億人で世界2位。しかも、近い将来に1位の中国を抜かすなんて計算があるらしい。新生児が毎年2,500万人産まれる。

 公用語ヒンドゥー語と英語。これ以外にも、政府が認める準公用語が22個もあるらしい。日本の方言よりももっと複雑なんだろう。なにせ、方言ではなく違う言語なのだから。

 宗教はヒンドゥー教と仏教が主な2つ。

 通貨はルピー。1ルピーが1.5円。

 首都はデリー。人口は約二千万人。東京の倍近い人口だ。

 前述の通り、インドは大きい。北インド南インドという風に、南北でよく分けられる。南北で言語、食べ物、人の気質、文化など色々異なる。デリーは北インドだ。地図で見ると、鹿児島と同じくらいの緯度か。南インドなんて、フィリピン、ベトナムやタイと同じ緯度。なので、冬でも気温は30℃と熱いらしい。

 以上、ネットや友人から教えてもらった、俺のなんちゃってインド情報。

 

 

 

 深夜0時デリー空港に降り立つ。まずは、SIMカードを買う。600ルピー。1ルピーが1.5円なので、約1,000円。約2ヶ月間、電話無制限で「毎日」1.5GBのデータ通信て、めちゃお得!ただ、SIMカードのアクティベート(開通)まで約半日かかるという。ところで、そこの携帯会社の店員、お釣をちょろまかそうとしてきた。200ルピー。国の首都にある空港の店が、ぼったくろうとしてくる。さすが、インド(笑)

 さて、今夜はここデリー空港で空港泊だ。街に出るのは翌朝、明るくなってからにしたい。デリー空港のタクシーなどの客引きは、質が悪いので有名らしい。そんな輩が蔓延る外界に出るのは、夜ではなく朝にしたい。空港内に良さげなベンチを見つけた。結構、肌寒い。服を4枚着込む。更に、寝袋を出して潜り込み横になる。。ここデリーはインドの北部にあり、冬は夜間冷え込む。10℃を下回ることも。とにかく、今は休もう。乗り換えのゴタゴタで、もうクタクタだ。。。

 

 寝たり起きたりを繰り返し、3時間ほど仮眠した。起きると、朝の6時。まだ疲れいてもう少し寝たいが、目が冴え始めてこれ以上寝れそうにない。よし、外に出るか。空港からメトロに乗り、ニューデリー駅へ。
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ニューデリー駅前。人も車もごった返していて、そのエネルギーに圧倒される。少し歩いただけで、タクシーやリキシャの客引きが声を掛けてくる。精神的にも肉体的にも疲れている自分には堪える。全て無視を決め込む。テキトーなホテルを見つけて、チェックイン。一泊600ルピー。とりあえず、デリーの街を散策。


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繁華街・メインバザール。


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路地で食べ物を売っている。至る所で、食べ物、服や雑貨などを路上販売している。


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揚げたじゃがいもにカレー的な物がかかっている。10ルピー。安っ。テンション上がる!


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サンドイッチみたいのにチーズが挟まって揚げられている。30ルピー。


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大衆食堂に入り、

 
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やっぱカレー食べないとね!て、ことでカレーとチャパティを食らう。60ルピー。チャパティとはナンに似た食べ物。違いは、ナンはバターが入っていてモチモチした食感でリッチな味わい。チャパティは小麦粉、水と塩だけで作られた質素な物。大衆食。でも、チャパティ旨い。ただ、カレーは少し油っぽいし、野菜が少ない。ああ、野菜食べたい。


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こういう路地裏好き。探検したくなる。


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路地裏の方が、その場所の庶民の表情や生活がより見てとれる。日本も同じで観光地やメインストリートよりも、一本路地に入った方がおもしろい店や場所に出会えたりする。だから、路地裏の方が好き。


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ベジタブルビリヤニ。野菜入りインド版焼き飯、といったところか。90ルピー。油っこい揚げ物やカレーばかり食べてきたし、インドに来て米をまだ食べてなかったので。くぅ~、米の旨味が全身に染み渡るぜ!久々の野菜も食べれて嬉しい。


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オムレツ?30ルピー。

 

にしても、インドに来てから俺はとても疲れている。チケット騒動もあったし。風邪っぽいし。おそらく、このデリーという街は俺には合わない。非常に忙しなくけたたましいのだ。どこを見ても、人、車、犬や牛だらけで、自然がない。そして、車もバイクもリキシャのクラクションが鳴り止むことはない。交通ルールなどない、「無秩序こそが秩序」と言わんばかり。我先へとガンガン進み、「順番を譲る」という事を知らないのではないか。そんな無秩序の中で事故なく運転するには、「ブーブー」やら「ファンファン」とクラクションを鳴らし続けて自分の存在を他人にアピールするのが、自衛になるということは頭では理解できる。が、やはり育ってきた環境や文化の違いは大きい。ひっきりなしに鳴るクラクションをずっと聞かされていると、心休まる瞬間がないのだ。おまけに、夜になると野良犬たちの大合唱(笑)夜寝るときは、イヤホンで音楽聞きながら寝れるので問題ない。だが、やはりデリーはうるさすぎる。早くこの街を脱出しなければ。翌日に次の街へ向かう事にした。


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次の目的地へ向かうバスが出発するバスターミナルまで歩いて行く。その道のりは、4キロ。歩くのが好きだ。バックパックの旅の時、時間が許せば8キロくらい(約2時間)までなら目的地まで歩いて行く。その方がその街の雰囲気や空気をより身近に感じられるから。それに、エクササイズにもなる。旅行中は食べ過ぎ&運動不足により、太りがちだ。歩くことで少しでもカロリーを減らしたい。


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牛。


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中央分離帯で寝る人。のび太級の眠りの天才だな。それとも、冬は凍死する可能性がある夜は避けて、日中に寝るようにしてるのだろうか。


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美しさにハッとした。おそらく排ガスであろう煙ったいデリーの大気。その空気の粒子たちが夕陽で美しく染め上げていた。景色の輪郭がボヤけていてる。しばし立ち止まり、その幻想的な風景を眺めていた。

 

夜行バスで、次の目的地へ。