LIFE IS A TRIP! ~Tour de JaPON 「自転車日本一周の旅」~

2018年夏、自転車日本一周の旅へ。自転車歴2ヶ月33才♂が奮闘。2017年秋、スペイン・サンティアゴ巡礼900km完歩。動画は→https://youtu.be/luRrk8gVzeg 好きな国は、ネパール、ミャンマー、スペイン、カナダ。山登り、音楽やサブカル、そして穏やかでイキイキしてる人が大好き。

「調子はどうだい友よ?」

こんにちは、ポンです!

 

Caravanのライブ@三島に行ってきた。

 
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アットホームでこじんまりとした最高のパーティーだった。

三島にある雰囲気よい酒屋兼カフェ。ステージは、緑やキャンドルで飾られてお洒落。観客100人程度なので距離が近い、手を伸ばせば触れそうなほど。屋外だから、夜風を受けながら開放感ある。今夜は、キャラバン1人のアコースティックセット。

 

ライブは演者と観客、両者が共にいい雰囲気、ヴァイブスを作りあげていくものだ。

観客が自分はお客さんだからといって、受け身になるばかりではつまらない。ミュージシャンにエネルギーを与えられるような、むしろ凌駕するくらいのテンションでいると、良い化学反応が起こる気がする。

それを心がけて、この日は俺はいいテンションで臨めたと思う。曲と曲の合間で、「フー↑」と掛け声したり、少しCaravanをいじるようなこともしてみたり(笑)それにCaravanも応えてくれたから嬉しかった。観客の好きな曲を一曲演奏してくれるリクエストコーナーでは、俺はいの一番に声を挙げ無事に採用され「サンティアゴの道」をやってくれた。

そして、曲と曲の合間に彼がギターのチューニングをしている時に、俺は大きな声を掛けた。

「Caravan、調子はどう!?」

彼は笑いながら応えた。

「調子はいいよ。」

そして、この曲を演奏し始めてくれた。

 


TRIPPIN' LIFE caravan&光風 chitchat12th 2016.4.24

 

 「調子はどうだい友よ。愛すべきロクデナシよ。」

の一節で始まる。まるで、ツレとの久しぶりの再会を祝すような懐かしさと温かさ。リリースしてから10年以上経っても、皆が笑顔で歌える曲があるなんてミュージシャン冥利に尽きるだろうな。

 

どのミュージシャンにも、ライブアンセムがあると思う。ライブで観客みんながシンガロングするような曲が。 

アジカンなら、リライト。

Oasisなら、Don't look back in anger。

Dragon Ashなら、Fantasia。

 

Caravanのアンセムの1つは、このTRIPPIN' LIFEだ。

 

ライブ終了後、彼に一言お礼を言いたくて傍に駆け寄った。彼の曲「サンティアゴの道」に背中を押されて、実際に俺は去年サンティアゴ巡礼をやった。人生最高のハイキングだったのだ。その感謝の気持ちを伝える為に、「Caravanのおかけでサンティアゴ巡礼行ってきたよ。ありがとう。」と言った。彼は応じてくれ、握手もできた。サインと写真はゲットできなかったけど(笑)ま、それは次の機会に。

こういう距離感の近さは、小さい会場ならではだな。野音や川崎CLUB CITTAなんかの大きなハコでバンドセットのライブもいいし、小さなハコには小さなハコの魅力がある。

 

いいライブとは?

 

その最中に100%心の底から楽しめてるかだと思う。そうではない時、ノリ切れない時は雑念が心に浮かぶ。「今、何時かな?」や「飯、何食おうかな?」など。でも、今日はそんな事は一切なかった。

素晴らしい夜だった。

 

ありがとう、Caravan!!!

美しい猫よ、安らかに。

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A beautiful cat died.

 

I got an email from my housemate who I lived with in Nelson, Canada. She let me know like,

"Our cat died. He loved you."


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The cat had been kept by the housemates and he was so old. 19 year old-boy, which means over 90 years old in human age. 

 
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I love him. He was mellow, friendly and peaceful. He followed me every time I walked no matter where I went.

 
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I still remember. When I'm at home at night after the housemates sleep, he comes and jumps on my knee as soon as I sit a couch. It's his favourite spot. He relaxes right here. I do too.

I like his blue and stunning eyes.
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I like staring at them, which makes me be deep in thoughts. We chill out together. 

 
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I loved the relaxing and quiet time with him. He gave me a taste for cats.

 

Thank you so much, the beautiful old boy. RIP.


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美しい猫が死んだ。

 

ネルソンでお世話になったハウスメイトからメールがきた。彼らが飼っていた愛猫が死んだ、という知らせだった。19才と長寿だった。人間でいえば90才以上の長生き。

 

人懐っこく、ゆったりまったりとした、にゃんこだった。俺が家の中を移動すると、トコトコ俺の後をついてくる。ベッドで一緒に寝たこともあった。

 

夜、ハウスメイト達が寝静まった後、俺は1人でソファーに座る。とすぐに、その猫が近づいてきて俺の膝の上に飛び乗る。彼のお気に入りの場所だ。俺は、彼のつやつやした毛を手でゆっくり撫でる。そして、彼の目を覗きこむ。じーっと見つめる。綺麗な青い目。それを見てると、心が落ち着く。

ぬことの静かな夜の時間が、たまらなく好きだった。

 

彼のおかげで、猫を好きになった。それまでは犬派だったけど、今は犬猫両方とも大好きだ。そんな、猫を好きになるきっかけをくれたにゃんこに感謝。

 

ありがとうね。 

ネルソンの友達と箱根観光!

こんにちは、ポンです!

 

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カナダのネルソンで仲良くなった友達が日本に旅行しに来てくれているので、合流して一緒に箱根観光!

 
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大涌谷。噴気がモクモク。ジオパークミュージアム(地学の事を展示、学べる場所)がある。大学時代に火山を専攻していたのでゆっくり見てまわりたかったが、彼女が退屈すると思ったので、またの機会に。

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大涌谷からの富士山

 
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箱根旧街道


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旧街道の石畳を歩く。 


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甘酒茶屋。趣があって、とてもよろしい。いとをかし。


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今の当主で13代目、約400年にわたり営業している。

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内装も伝統的でよい雰囲気。

 
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いろり。人生初体験。 


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メニュー。しそジュース旨かった。

 
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甘酒と黒ごまきな粉もち。甘酒は、米と麹だけ使用で砂糖や人口添加物はなし、自然な甘酒。甘酒あんま好きくないけど、これはとても美味しかった。


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彼女が宿泊してるホステルにお邪魔して、俺の同僚も交えて語らう。 


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そのホステルが、雰囲気めちゃよかった。


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おしゃれ。 

 
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落ち着く。 

 
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シーザーサラダ。飯、めちゃ旨くてびっくりした。

 
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スモークサーモンとアボカドのピザ。生地から作ってて、正直バッパーレベル飯を超えて、フツーに街のお店として勝負できる美味しさ。衝撃。

 

 

 

海外で知り合った人と、また別の場所で再会したり、ましてや自分の国に遊びに来てくれるのはとても嬉しい。出会いに感謝っすわ。

 

彼女と再会した時もバイバイした時も、抱擁を交わした。日本ではハグする事てほとんどないけど、西洋ではそういうスキンシップは割と普通な感じ。日本でももっと一般的になればいいのに。女の子のおっ○いが当たって、グヘヘ(^q^)。。。なんて、1㎜も思ってないから。思ってないかんね!

ハグでも握手でもバイバイでも何でもいい。再会を祝し別れを惜しむ為に抱擁を交わせるような、心から大切だと思える人にこれから何人出会えるのだろう?

You are what you eat

こんにちは、ポンです!

 

※今回も飯テロ注意。

タイトルのYou are what you eatとは、「あなたが食べる物が、あなたを形づくる。」って感じの意味。これに、とても共感する。ファーストフードやコンビニ弁当みたいなジャンクフードばかり食べてると、健康に良くないばかりか精神衛生的にも良くない気がする。美味しい手作りの飯を食うと、テンション上がって精神的にもプラスだと思う。

 

という訳で、最近食べた旨かった飯の写真をUPする。


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ベジタリアンディナー@サンティアゴ巡礼でのアルベルゲ。ベジだけだったけど、とても旨かった。ベジやビーガンメニュー対応のアルベルゲや店も、ちょいちょいある。そういうところは、日本より欧米の方がだいぶ進んでる。俺は、肉、魚、野菜、きのこ、何でも好きだから、あんま関係無いけど。

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鳥ぎんの釜飯。山菜からいいダシ出てる。


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有機栽培の野菜@茅ヶ崎。黄色いのは人参、ピンクのは大根、と珍しい野菜入ってた。

 
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中華定食@箱根。手打ち麺と、鶏、豚、鰹節、野菜からダシをとってるスープが優しくまろやかでとても美味。昔ながらの醤油ラーメンで、久しぶりにスープまで完食したラーメンだった。

 
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鹿丼@修善寺。鹿肉は、臭みない。野菜もあるのが、嬉しい。


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ギガかき揚げ丼@沼津港。旨かったけど、胃がもたれまくった。。何とか完食したけど、半日は胃の具合が悪かった(笑)

 
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ランチ@三島。左手前にあるさつまいものスープが、びっくりする程に旨かった。聞けば、三島は美味しい野菜の産地という。納得。 


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同じ場所での鶏ネギドリア。これもめちゃ旨かった。


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職場の従食。小鉢などの品数が多いのが、嬉しい。

 

 

 

この↓の記事は、野菜生産者のインタビュー。「野菜の価値を見直す、野菜もご馳走に成り得る。」という内容の話。You  are what you eatは、この記事で目にしていい表現だなて思った。

野菜をはかるモノサシをアップデートしたら、野菜がもっとしあわせになるかもしれない。|暮らしかた冒険家|note 

俺は、野菜が好きだ。毎食、何かしらの野菜を摂るように心がけてる。野菜が美味しい食事や土地は、信用できる。野菜が好きではなかった自分の幼い頃では、考えられない話だ。 

 

 

 

You are what you eat

何を食べるかは、とても大事だ。君が口にしたものが、そのまま君を作る。

旨い飯を食えれば、ハッピー!

こんにちは、ポンです!

 

※今回は、飯テロ注意!な内容。

食べる事が好きだ。1日3食旨い飯を食えれば、だいたいハッピー!

 

今まで行った国で旨かった飯の写真をば。

 

ネパール料理
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1番好きなモモ!見た目も味も餃子に似てる。違いは、醤油じゃなくてつけダレで食べるのと、その安さ。10個で100円~150円!しかも、どこのレストランで食べてもハズレなし。元々は、チベット料理だったらしい。モモ、また食いたい。。。

 

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小籠包スタイルのモモ。餃子スタイルか小籠包スタイルか、中身の餡が鳥か豚かベジ(野菜)か、味付けやタレも変わるので、レストランの数だけそのスタイルや味も違う感じがする。ネパール料理の懐の深さを感じた。

 

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チャーハン。これも100円とか。海外旅行中に米を食えるだけでも嬉しいのに、それが美味しいとくるから、本当に本当にネパール好き。


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サモサ、などのインド風料理。ネパールは、モモやチャーハンなどの中華とサモサやラッシーなどのインド、両方のスタイルを味わえる。

 
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トゥクパ。塩ベースなあっさりした味付けの麺料理。旅行中に不足しがちな野菜をがっつり食べれるのがとても嬉しい。

 
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ダルバート。ネパールの伝統的な定食。ダルとは、ネパール語で「豆」。写真右側のスープは、豆のスープ。ご飯と野菜やカレーの付け合わせと豆スープがついた定食。米とスープはおかわり自由な事が多くお腹一杯になる。だから、エベレスト街道トレッキングの時は、毎日朝も夜もこれを食べてた。お金の節約にもなるし。したら、ネパールの地元民から、「朝もダルバート食べるのか!?」と驚かれた。

 
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揚げ春巻き。

 

ミャンマー料理
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ミャンマーの飯で印象的なのは、活気あふれる露天。ナイトマーケットや出店をどこの街でも見かけた。祭りみたいで、テンションあがる!夜遅くても、家族や友人と食べに行くようだ。日本も、こういうのもっとあればいいのにな。羨ましい。


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肉、魚、野菜などの串を油で揚げて、つけダレで食べる。

 
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野菜てんこ盛り!な屋台での定食。

 
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油麺みたいなの。これで60円!ネパールといいミャンマーといい、美味しい麺料理に出会えると、やっぱり同じアジアだなぁと親近感を覚える。

 

スペイン料理
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スペイン旅行中1番旨かったトルティーヤ!スペイン風のオムレツ。プレーンなのは、卵、じゃがいも、玉ねぎとシンプルな具材でも物凄く美味しいのに、写真のこれは野菜やカニかま?っぽいのも入っていて、豪華でクリーミーな味。トルティーヤ好き過ぎて、バル(スペイン語でバーのこと)に入る度に食べていた。実は、スペイン人が考える代表的なスペイン料理といえば、パエリヤではなくこのトルティーヤ

 
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タパス。バルにはだいたいある、肉、魚介類、野菜、チーズ等を使った一口料理。ビールとの相性は抜群!盛り付けきれい。

 
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バルサミコ酢をかけたサラダ。バルサミコ酢という日本ではあまり馴染みないものをドレッシングに使っているが、その絶妙な酸味と旨味が野菜の味を引き立ててる。

  
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魚介のダシがたっぷり染みてたパエリヤ!スペイン料理といえば、パエリヤ。と考えるのは日本人や東アジア人だけのようだ。実際には、スペイン国内ではお米が取れるバレンシア地方でしか食べれない。東アジア人が多いサンティアゴ巡礼路では、観光客向けのレストランで食べれる。しかし、地元客が集まるレストランでは、あまり食べれない事が多い。

  

 

 

以上、美味しかった海外飯。唐突だけど、ここで食べ物の好き嫌いを思い付くままに書いてく。

 

好きなもの

いなり寿司、そば、チャーハン、ラーメン、麻婆豆腐、鶏肉とカシューナッツ炒め、パッタイ、タイカレー、ガパオライス、フォー、バインセヨ、ブリトー、鯖の味噌煮、鰤の照り焼き、鰆の西京焼き、たくわん、豚汁、なす、レタス、(火の通った)たまねぎ、カレーライス、舞茸、椎茸、卵かけご飯、お好み焼き。

 

嫌いな食べ物

納豆、生のたまねぎとネギ、梅干し、パクチー

 

でも、何だかんだで、

一番好きな食べ物は、鶏の唐揚げwith白飯!

 

 

 

最初にも言ったけど、3食美味しいご飯を頂ければ、幸せ。食べ物を食べて幸せを感じれるのは、いい事だと思う。

だって、人は生きてるうちに何回ご飯を食うと思う?

単純に計算して、1日3食×365日×80年=

87,600回!

今、俺は33才であと4~50年生きるとして、

50,000回くらいは飯を食う計算になる。

毎回毎回旨い飯を食って幸せならば、それだけで得してるというか充実した人生になると思う。だから、

1日3食ちゃんとした食事をするのは、大切だ。

旅、とは心の放浪

こんにちは、ポンです!

 

前に話してた石川直樹さんの続き。

 

前回の話はこちら→"いま生きているという冒険" - LIFE IS A TRIP! ~カナダワーホリ経由、サンティアゴ巡礼行き~

 

その前に、少し自分の話を。

今まで俺は、ニュージーランド、ネパール、ミャンマー、カナダ、フランス、スペイン、モロッコを旅してきた。

 

ネパール、エベレスト街道トレッキング。
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ミャンマー
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スペイン、サンティアゴ巡礼。
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そこで出会った景色、食べ物、文化、そして何より人々に影響を受けてきた。色んな人種や考え方、価値観に触れてきた。それらのものに出くわす度に、驚いたり、戸惑ったり、イラついたり、笑ったりした。そして、他人と自分、外国と自国との違いを認識し尊重できるような人間になってきたと思う。

旅をする時は、基本的に1人でする。1人だと旅先で出会った人、出来事や景色にちゃんと向き合える。

グループで旅行すると、その向き合える度合がどうしても薄くなってしまう。だから、1人旅が好きだ。1人は気ままで自由だし。そうして出会ったものたちが自分の心にいろんな刺激、疑問や問いを投げ掛けてくれる。

それらに思いを巡らしていると、自分の肉体だけでなくまるで自分の精神も一緒に旅しているような感覚に陥る。

そして、それが凄く好きだ。

 



そこで、写真家・冒険家の石川直樹さん、だ。
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彼の旅のスタイルや感受性に深く共感する。

たとえば、彼の著作「いま生きているという冒険」にこんな事が書かれている。

 

「観光旅行に行くことと旅に出ることは違います。観光旅行はガイドブックに紹介された場所や多くの人がなんども見聞きした場所を訪ねることです。そこには実際に見たり触れたりする喜びはあるかもしれませんが、あらかじめ知り得ていた情報を大きく逸脱することはありません。一方、旅に出るというのは、未知の場所に足を踏み入れることです。知っている範囲を超えて、勇気を持って新しい場所へ向かうことです。それは、肉体的、空間的な意味合いだけではなく、精神的な部分も含まれます。むしろ、精神的な意味あいのほうが強いといってもいいでしょう。」(P.252より)

 

「人を好きになることや新しい友だちを作ること、はじめて一人暮らしをしたり、会社を立ち上げたり、いつもと違う道を通って家に帰ることだって旅の一部だと思うのです。(中略)

多かれ少なかれ、世界中のすべての人は旅をしてきたといえるし、生きることはすなわちそういった冒険の連続ではないでしょうか。」(P.253)

 

旅に出る事は、単に肉体的な移動だけではなく、むしろ精神的な彷徨の方にこそ意味がある、と言っている。

 

 

 

そして、「旅をする」事は、必ずしもどこかに行く事ではない、同じ場所に留まっていても心は旅できる、と言ってるのが、Caravan。
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旅と自由と孤独を愛する、さすらうシンガーだ。俺の一番好きなミュージシャン。彼はインタビューの中でこう話している。

 

「幼少期の経験も影響しているのか、基本的には移動がすごい好きで、旅が好きです。旅で何かをするっていうより、移動してることが好きですね。(中略)

でも、楽曲で伝えたいのは、“実際に旅をしよう”ってことではないんです。もちろん旅はいいものだから絶対に人生の栄養になると思います。だけど、“旅の感覚”みたいなものが大切だと思うんですよね。

日常も旅なんですよね。例えば、今こうしてお話しするのも一つの旅。
ひとつひとつ丁寧に敏感に暮らす感覚が大切だと思うから、“旅人目線で日常を生きる”というようなことを伝えられたらいいなと思います。(中略)

色々な場所で暮らしてきて、たくさんの人を見てきて思うのは、どこかに行くことが重要じゃないということ。

限られた場所にいて部屋から一歩もでなくても、気持ちをすごく遠くまで飛ばせる人もいると思う。逆に、世界中をバックパッカーでまわっていても何も見てないひともいるだろうし。そういう意味では、旅に出かけることが一番重要ではない気がします。」

 

インタビュー元記事はこちら→【インタビュー】旅をうたうミュージシャン/Caravan (2/5) | TABIZINE~人生に旅心を~

 

「日常も旅。」

俺もそう思う。例えば、家までの帰り道。いつもと違う道で帰ってみたら、美味しそうな中華料理屋やオシャレなカフェを見つけたり。休日に近所をゆっくり散歩したら、青々とした緑や色とりどりの花が咲いてるのを見て季節を感じたり。もしくは、毎日同じ仕事場で心深くまで潜って、ある人は陶器と、ある人は原稿用紙と、ある人は楽器と格闘して創作活動をしてそれが実を結んだり。要は、

「心のアンテナを張っているか?」

どうかだと思う。

好奇心さえ持ち続けられれば、日常生活も素晴らしい旅になり得る。

世界一周何度もやりました、何十ヶ国も旅しました!て人でもほんやりとしか物事を視たり感じたりしかしてない人もいるだろう。物理的には長い距離を移動してても、果たしてそれは本当に旅なんだろうか?

 

俺にとって旅とは?

いろんな人、文化、食べ物、景色を通して感じたり視えたものを咀嚼して、自分の内面・心を豊かにして拡げてくれるもの。そして、自分という人間をより魅力的にしてくれるもの、だと信じている。 

 

若いモンには、負けてられない!

こんにちは、ポンです!

 

先日、サンティアゴ巡礼で仲良くなった巡礼者と巡礼ぶりに会って、呑んできた。

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愛媛出身のクレイジーな大学生。



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巡礼中、野宿した時に野原から見つけてきたカンカンで自炊したら腹を壊して病院で点滴を受けたり、突然心が滾って50kmを12時間夜中の3時まで歩き通したり、日本に帰国した時の全財産が500円しかない(!)など、面白いエピソードには暇がない男。四国出身だけあって、サンティアゴ巡礼前に四国の八十八ヶ所巡礼をやった。羨ましい!俺も学生時代から、若い時から、もっと旅をしとけば良かった。

ジャック・ケルアックの小説「路上」(原題:on the road)に影響されて、アメリカのルート66をバックパックする、と彼は言っていた。と思ったら、それは一旦置いといて南米を旅するという。南米、羨ましい。俺は、チェ・ゲバラの「モーターサイクル・ダイアリー」をチェックしとけ、と言っといた。と言いつつ、俺も「モーターサイクル~」も「路上」もまだチェックしていない。

そんな彼の夢は、「雑誌を創ること」。旅やバックパックをする若者をサポートするような雑誌。彼が好きな「旅」のスタイルは、精神も旅する事。肉体だけでなく心も一緒に旅をする、というものだ。俺もこの感覚には本当に深く同意する。このテーマについては、もうちょっと語りたいので、またの機会に。ともかく、そんな哲学的な旅をしたい人を支援する雑誌を作りたいと言う。くぅ~、いいね!ギラギラしてる若者は。

次に会う時はヤツが南米の旅から帰ってきてからか。また会えるのを楽しみにしている。

 

こいつとは別に、また若い人に出会う機会があった。19才女子、プロサーファー。

彼女の名前でググると、新聞の記事とか写真が出てくる。スポンサーも付いてるらしい。東京オリンピック出場を目指している、と言っていた。彼女のサーフィンの腕前がどれ程なのか、おれには見当もつかない。そもそも、サーフィンはちっとも詳しくない。

でも、俺が感心したのは、彼女の人柄だった。ハキハキしてて礼儀正しく、しっかり挨拶できる人。「おはようございます。」、「いただきます。」、「ごちそうさまでした。」等、小学生でもできる基本的な事。でも実際、こんな当たり前の事すらできない大人がなんと多い事か。嘆かわしい。。そういう人たちを横目で見て反面教師にして。そして、彼女みたいな周りの人々を気持ちよく、笑顔にできる人をお手本にしようと思う。彼女は、俺より一回りも若い。でも、人間て年齢じゃないだろ?4、5才くらいの子供でも、自分にはできない事や尊敬できる点がある、と俺は考えてる。年齢なんて、ただの数字だ。

「夢てなんなの?」と彼女に聞いた。

「町おこしがしたいです。」と彼女は答えた。

聞けば、高校三年間、親元を離れて北海道の高校でサーフィンに明け暮れていた。朝3時に起きて海行ってサーフィンして、学校行って終わったら、また海行って日暮れまでサーフィン。夜9時に寝てまた朝3時に起きてサーフィンの練習。そんな彼女を、地元の人は本当に温かく迎えてくれた。だが、そこの町も他の田舎と同じく、過疎化が進んでいるという。だから、お世話になったその町の人々に恩返しする為に、プロサーファーである自分が町おこしの手伝いをしたい、とキラキラした目を輝かせながら彼女は言った。そこの町の人が、彼女を応援するという気持ちがわかった気がした。

 

そんな輝いている、自分のやりたい事に向かっている若い人たちを見て、刺激をもらった。という話。