LIFE IS A TRIP! ~Tour de JaPON 「自転車日本一周の旅」~

2018年夏、自転車日本一周の旅へ。自転車歴2ヶ月33才♂が奮闘。2017年秋、スペイン・サンティアゴ巡礼900km完歩。動画は→https://youtu.be/luRrk8gVzeg 好きな国は、ネパール、ミャンマー、スペイン、カナダ。山登り、音楽やサブカル、そして穏やかでイキイキしてる人が大好き。

初瞑想で得た気づき、ヴィパッサナー@京都

こんにちは、ポンです。


四国を歩き遍路として周り終わったのが8月下旬。そして、 愛媛からフェリーで大阪へ渡る。次の目的地は京都。 本当は陸路でしまなみ海道を渡り岡山と兵庫を経由して行きたかったが、 時間がなかったので仕方なく船を使う。


京都に向かう理由は、ヴィパッサナー瞑想を教わる為だ。


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自転車で京都の山中にあるメディテーションセンターへ到着。


※ 以下の内容は、ヴィパッサナー瞑想の方法自体には触れていない。俺個人が得た気づきや感じたことが内容の中心だ。ヴィパッサナーをこれから初めてやる予定や興味がある人は、 コース終了後にこの投稿を読むことをお勧めする。 瞑想中に得られる体験や気づきは、 各々違うので余計な先入観はない方が良いと思う。 それでも読みたい人やもう既に体験済みの人は先へどうぞ。

 

 

 

ヴィパッサナー瞑想とは?

目的は心の平穏を得て幸せになること。


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(ヴィパッサナー協会から配布された冊子より)


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コース参加者は戒律を守らなければならない。服装にも制限があり、カサカサ音が出るものや肩や膝から先が出る服は禁止。あと、男女は別々に隔離される。飯食うのも生活するのも、別。異性間の接触は極力ないように配慮されている。


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時間割り。朝4時起床、夜9時半消灯。1日12時間、瞑想するか講話を聴く。最初はともかく瞑想中に同じ体勢(あぐら)をなるべく維持しなければならないのが、本当にキツく痛かった。

 

 

 

ヴィパッサナーをしたきっかけ

理由①
人からの勧め            

一年以上の自転車旅で、色んな人々に出会った。その中で格好いいとか面白いと思う人たちから、「ヴィパッサナー」という単語をよく聞いた。別々の人何組もから。これは、何かの偶然か。いや、必然だ。ヴィパッサナーに俺は呼ばれていると感じた。

 

理由②
メディテーション(瞑想)に感じた縁

ロングディスタンスハイクが好きだ。長い距離を歩いて山々や山岳地域をハイキングしながら旅することだ。ネパールのエベレスト街道、スペインのサンティアゴ巡礼と四国のお遍路。長距離を歩いていると、景色や人々等の自分の外側に向かっていた意識が、だんだんと自分の内側や心に向かっていく。そうすると、様々な雑音や邪念に苛まれていた心が、落ち着いていく感覚がある。それが好きだ。特に、サンティアゴ巡礼は "The meditation way" と誰かが言っていたが、それも納得のものだった。なので、瞑想やメディテーションという言葉は、自分の頭の片隅にあったように思う。

 

以上の事から、ヴィパッサナーをやってみようと思い至った。

 

 

 

ヴィパッサナーで得た気づき

心の汚濁を浄化する

瞑想の先生が言うことや講話の内容を要約すると、こうだ。

「この世のなか、誰もが幸せになりたいと思っている。しかし、あなたの心にこびりついている痛みや穢れ。 普段は心の奥底に眠っているが、 何かの拍子でそれが心の表面に浮かんできて疼く。更に悪いことに、 それは一度ではなく何度も心の中でフラッシュバックされ、 あなたを苦しめる。そして、汚濁の大半は "嫌悪" か "汚濁" から成っている。あなたの過去や未来から由来している "嫌悪" と "汚濁" 。では、心の平安を、 真の幸せを享受する為にはどうすればいいか?
客観的に物事を見ることだ。完全な平静さと共に。そして 客観的に見て、ああ今は自分は怒っているな。と認識する。このように一歩引いて客観的に自分を、周りの状況を観察する。そうすると、その痛みは消え去る。そして、あなたは真の平穏と幸せを手入れられるだろう。」


「本当かぁ?」
と俺は疑った。どういう事だ?そんな事言われても、ピンとこない。しかし、 俺は身をもって知ることになる。

 

気づき①
心の汚濁を浄化する過程を実体験できた

毎日夕方5時になると、ティータイム休憩がある。新しい生徒( ヴィパッサナー初体験)には果物が与えられる。バナナ、 オレンジ、りんごなど。その中には梨もあった。 これが甘くて美味しいので人気なのだ。ただ、問題がある。 数が少ないのだ。たったの2個。対して、 新しい生徒は15人か20人か。明らかに梨が少ない。その為、 いつも梨の争奪戦だ。5時の終了の鐘が鳴ると同時に、 何人か一目散に食堂へ向かう。
その日俺も梨を食べたいから、急ぎ目に歩いて行く。 食堂に入ると、もう既に何人か並んでいる。目当ての梨は。。。 まだある。が、次々と人に取られて無くなっていく。残り8切れ、 6、4と減り、2切れだけ残った。しかし、 俺のちょうど前の人が2切れとも取っていってしまった。
「あぁ~。。。」
俺はガックリする。梨食べたかった。。。ふと、 周りを見渡すとおじさんが目に入った。あろうことか、 そのおっさんは梨を3切れも持っていた。
「おい、おっさん!梨3つって取りすぎやろ!いい年こいたおっさんが、 他人に配慮が欠けた振る舞いをするなんて。 きっと性格も良くないんたろう。」
と、おっさんの人柄を推測し、苛立つ。俺は仕方なく梨を諦め、席に座り果物を食べ始める。ふと、 この出来事を振り返る。すると、先生の言葉が頭をよぎる。「 嫌悪」と「渇望」。。


「!!!」


ああ、これか!先生が言ってたことは。
梨を食べたい食べたいと思っていた気持ちが「渇望」。
無配慮に梨を取ったおっさんを嫌う気持ちが「嫌悪」。
そういう風に客観的にこの出来事を眺めてみると不思議なことに、 おっさんに抱いていたモヤモヤした嫌な気持ちがスッと軽くなった 。そうか、こういうことか。これが、「心の汚濁を浄化する」 という事か。こうして、 俺は自分の身をもってしてヴィパッサナーの効果を実感したのだ。


大きな心の汚濁すらヴィパッサナーで浄化できるのか? 

しかし、ここで新たな疑問が浮かんだ。それが上記のことだった。 例えば、自身の病気や怪我、パートナーや家族の喪失、 等が由来の心の傷だ。気になった俺は先生に訊いた。すると、
「瞑想をすればする程、 より深く古い心の底に根差している汚濁は浄化される」
という答え。1回だけの瞑想では、 全て浄化できる訳ではなさそうだ。


気づき②
「目」が持つ情報量の多さ

10日間のコースの間、他者とのコミュニケーションは一切禁止。アイコンタクトも当然駄目だ。 とはいえ、そこは人間。 何かのはずみで他人と目が合ってしまうこともある。すると、その人の顔や表情が鮮明に頭に残ってしまう。これは瞑想には悪影響だ。他の物事に心をとらわれてはいけない。アイコンタクトが持つ相手への影響力の強さを実感した。「目」は、とても多くの情報を持っている。相手の感情や考えている事が読み取れる。
「目は口ほどにものを言う」

という言葉があるが、
「目は口よりものを言う」
と個人的に思っている。口では何とでも言えるが、目が嘘をつくことは難しい。

 
気づき③
英語を喋れる有り難み

先生はインド人だった。日本語は喋らないが、英語は喋る。その為、俺は直接先生とコミュニケーションできた。他の大半の日本人生徒たちは、コースマネージャーの方が通訳に入っている。通訳が入るとコミュニケーションの密度が薄くなる気がする。何故なら多くの人は、先生の目ではなく通訳者を見ながら訊き話しているからだ。相手の目を見ながら話すと、ちゃんと気持ちのやりとりができる。コミュニケーションが一方通行ではなく、キャッチボールできている気がする。ここでもアイコンタクトの重要性を感じた。

 

 

 

まとめ

他人の幸せを願うことは、自分の幸せに繋がる

 

May all beings be happy!

「生きとし生けるもの全てに幸せを!」

 

ヴィパッサナーを指導しているS.N.ゴエンカ師(以下ゴエタン : 心の中で俺はこう呼んでいた)の言葉だ。誰かを妬んだり憎んだりする時、自分の心がとても汚く淀んでいる事に気付く。その淀みが、自分の心を濁らせ己を不幸にする。そればかりか、それを周りに撒き散らし他人をも不幸にする。悪循環だ。そうではなく、良いものを、幸せを、循環させよう。それには、人の、他人の幸せを願うことがよい。そうすると、自分の心は軽やかに、澄んだものになる。他人の幸せを願うことは自分の幸せを願うことと同義だ。こんなこと、ヴィパッサナーをやる前なら「胡散臭い」と思っていただろうが、今は思わない。他人の幸せを願おう、と思える。

 

以上が、俺がヴィパッサナーで得た・学んだことだ。日常生活に戻った今、寝る前起きた後5分ずつでもいいから、瞑想を続けていきたい。そして機会があれば、また10日間コースに参加してみたい。

 

では、最後に。ゴエタンの言葉で締めたいと思う。

 

Be happy!

幸あれ!

カマキリと夜景と手の温もりと

「私、カマキリが嫌いなんです。」

 

ふいにその子は言った。

 

「小学生の時に、友達がふざけてカマキリを私の肩に乗せたんです。私がカマキリ嫌いなの知ってるくせに。で、その子を本気で殴りました。」

 

俺は思わず笑ってしまった。可笑しかった。その話をするのが、唐突だったから。

辺りは暗くなり、海からは心地良い風が吹いてきている。

「あっちに行こう。景色がいいから。」その子を誘う。

 

その場所からは、湾をはさんで対岸にある街の風景が見えた。大きな高層ビルがいくつも並び、飛行機避けの赤色灯を瞬かせていた。二人ゆっくり歩き、しばし夜景を眺める。 

 沈黙。二人とも黙って夜景を見ている。沈黙が気まずい。俺は何か話そうとするが、言葉が出てこない。口の中がカラカラだ。何か言葉が出かけては音にならず、空気になって口から漏れていく。口をパクパクするだけだ。さながらエサを待つ鯉の様だ。

どうしよう?何か、何か言うなり何かしなければ。「ええい、ままよ。」と俺はスッと手を伸ばし、その子の手に触れて握ってみる。瞬間、それまで笑顔を見せていたその子の顔が、ビクッと固まってしまった。「やらかした。。。」と思った。すると、温かな体温と握り返してくる手の感覚が、自分の手のひらを包んだ。その掌は、自分のよりも一回りも二回りも小さい。

風に揺れる彼女のボブカット。遠くにはベイブリッジ。なんだか頭がボーッとする。現実感がなく、まるで夢を見ているみたいだ。

 

 

 

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今朝、道端でカマキリを見かけた。そうか、もうそんな季節か。これから秋に向かうにつれ、よく見かけることになるだろう。

カマキリを見ると甦る、遠い記憶。

さらば原っぱ、九州一周旅終了

こんにちは、ポンです。

 

竹田市を出発して、大分で農業をやり始めた友人宅へ。


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ケンちゃん(左の日本人男)と、ナッちゃん(ロシア女子)カップル。原っぱカフェで、一緒に働いた仲だ。彼らは大分に家と土地を買い、農業をしている。その手伝いにきた。ちなみに、写真右の男はシンちゃん。写真には写ってないが、お母さんのジュンコさんと一緒にオーストラリアから日本を旅行中。みんな原っぱ繋がり。

 

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彼らのお宅。のどかでシンプル、良い雰囲気。


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庭に蓮。


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インド好きの彼らに、ぴったりなロータスの花。


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家の本棚。人の本棚を見るのが好きだ。カフェやレストランでもそう。その人がどんな人か、本棚に反映されるから。


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インドスパイスの本があったので読む。スタータースパイスとは。ふむふむ。原っぱでカレーをちょいちょい作ってたので、スパイスの知識がちょっーぴりついた。クミン、カルダモン、コリアンダーガラムマサラetc. カレー作りは、驚くほど奥が深い。


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皆で農作業のお手伝い。


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苗を等間隔で同一線上に植えていく。手作業。人生初の田植え。人数が多ければいいが、一人だと孤独で果てしない作業だ。


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皆でワイワイ作った夕食。料理好きが集まって作ったので、どれも大変美味しい。


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原っぱ同窓会。

 

ケンちゃんナッちゃんのお宅を後にし、シンちゃんジュンコさんと一緒に原っぱカフェへ向かう。彼らも俺と同じく原っぱでまたボランティアする。リピーターだ。そして、俺は1ヶ月ぶりに原っぱへの帰還。久しぶりに原っぱへ戻ると、「帰ってきた」という感覚を覚えた。半年間もこの場所にいたのだから、それも当然か。


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大工仕事が得意なメンバーは、音楽を演るテラスを作ったり。


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由布岳近くの農家へ小麦の収穫手伝い。


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お気に入りの別府うどん屋「日高うどん」で食い納め。ごぼ天うどん。


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原っぱのボランティアたちと常連客たちと。


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リュウジさんと他のボランティアも一緒に。


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九州旅で大変お世話になったドラッグストア「コスモス」。薬だけでなく食料品も沢山売っていて、スーパーよりも安かったりするので重宝した。

 

数日間手伝いして、遂に原っぱを旅立ち。ボランティアの皆とリュウジさんに別れを告げる。次にここに戻ってくるのは、一体いつになるだろうか。わからないが、また戻ってきたい。

原っぱカフェは、とてもクリエイティブな場所だ。ある人は料理に、ある人は音楽に、ある人は大工仕事に、のめり込む。そうして、創造的な空気がカフェに流れる。人と人が刺激し合う。俺の場合は、料理に打ち込んだ。料理をするのが好きになった。料理は、一生ものの技術だ。死ぬまで使うことができる。ここで得た料理の技術と情熱は、無くさないでいたい。

 

由布院の街を抜ける。別府への道のりは峠越えだか、1ヶ月間の九州旅で鍛えられた足はこれっぽっちの坂ではお茶の子さいさいだ。由布市別府市の境で由布岳を横目に見ながら、「ありがとうございました」と小さい声で呟く。山を下り別府に入る。この街も原っぱ滞在中に何度か来た。少し寄り道する。大分市にある好きな本屋「カモシカ書店」へ向かう。


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別府から大分への道は、海沿いのサイクリングロード。道幅が広く、運転に神経を遣わずに済む。程よい日射し。心地よい海風。頭を空っぽにする。気持ちがよい。

 

カモシカ書店に着き、飲み物を注文する。今日はどんな本を読もうか。
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キューバ。どんな国なんだろうか。チェ・ゲバラカストロ議長、キューバ革命サルサ。。。知ってる知識は、この程度だ。


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良い街並み。


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チャイを飲む。程よい甘さに、ほんのりスパイスの辛味がよいアクセントになってる。訊くと、クミン、カルダモンやガラムマサラなどのスパイスが入っているらしい。ああ、原っぱでチャイを作ってみればよかった。


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大分から別府への帰り道、夕暮れと別府の街並み。明日7ヶ月もいた九州を発つと思うと、感傷的になる。

 

翌日。さあ九州旅立ちの日だ。公園に張っていたテントを撤収していると、犬を散歩している地元のおいちゃんに話かけられる。おじちゃんが俺のことを気に入ったのか、

「ちょっとあげるから待っとき。」

と自分の車に何か取りに行く。やらしい話、旅をしているとこういうことはちょいちょいある。お茶かお菓子でもくれるのかな、と待っていたら、

「はいよ。」

と、2000円を手に持っている。驚いたが、有りがたく頂いた。おいちゃんに感謝を述べ、フェリーターミナルに行く。窓口で切符を買っていると、ポンポンと肩を叩かれる。振り向くと、さっきのおいちゃんが。「どうされたんですか!?」

と訊くと、

「ちゃんと切符買えてるか心配で。」

と言う。それから、おいちゃんは

「昼飯買ってあげるよ。何が食べたい?」

と言うではないか。

「いやいや。そこまでして頂くわけには!」

と断ろうとするも、おいちゃんは買う気マンマンだ。


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弁当、お茶、そして大分土産(!)まで買って頂いてしまった。なんとお礼を言っていいのか。ただ、

「本当にありがとうございます。」

と言うしかない。おいちゃんは、さっきの公園からわざわざ車で追いかけてきてくれたのだ。

 

こういう施しを受ける度に思うことがある。今は受ける側だが、この受けた分は将来他の誰かにお返ししよう。そうして、幸せや思い遣りを循環させていくのだ。


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大まかな九州一周旅の経路。細かい寄り道や違うルートを通ったので、実際には1,200キロほど走ったと思う。かかった日数は、1ヶ月ちょっと。

 

フェリーに乗り込む。バイバイ九州。また次のステージへ。

ただいま大分

こんにちは、ポンです。

 

前回、騒がしい久留米を逃げるようにして発った。東に進む。目指すは、半年も過ごした大分県


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久留米からサイクリングが伸びてる。これは、本当に快適。車がいないので安全だし、信号待ちにひっかかることもないのでスムーズに進む。


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そして、戻ってきたぜ、大分県!1ヶ月ぶりの大分。水郷の街・日田に到着。しかし、近年の夏の猛暑では高温を記録。こないだの5月も、35℃を記録してた。


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川沿いの街並み。


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久大本線の黄色い車体を見て、「ああ、大分に戻ってきたな。」と実感。ちなみに、「久」留米と「大」分を結ぶから、久大本線なんだな。と、この旅で今更ながら理解する。


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知人に紹介された「けんちゃんうどん」に行ってみる。


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鶏ごぼ天うどん。甘ーく旨味たっぷりの鶏肉と、サクサクシャキシャキのごぼう天、そして昆布と削り節の合わせだしが、もうね。。。

最高。

至福の一杯。別府の「日高うどん」が人生最高のうどんだけど、ここも凄い。甲乙つけがたい。日田のけんちゃんうどん、オススメ!

 

うどんで腹も心も満たされたあとは、自転車をかっ飛ばす。と言いつつも、アップダウンがあってハード。
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豊後大野市の原尻の滝に寄る。


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今年の九州はまだ梅雨入りしていない影響で小雨の為、滝の水量も少なめ。


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隣の竹田市豊後竹田駅に到着。おお、駅のすぐ裏手に、滝が流れてる。ここの地形はおもしろく四方を山に囲まれている。城下町がある真ん中の平坦な場所はとても狭い。


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いまもなお残る城下町の街並み。周りを山に囲まれているので、城があった当時は天然の要塞だったんだろうな、と感じる。関東の鎌倉に少し似ている地形。


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竹田市特産の姫だるま。「水曜どうでしょう」西日本横断編を思い出す。大泉と藤やんの掛け合いがおもしろかったなぁ(笑)


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竹田市は湧水が豊富、竹田湧水群なるものがある。ここは、その一つ。


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飲んでみると美味しい、気がする。 


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そのきれいな湧水が流れこんでる川のすぐそばの公園で野宿。


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オニヤンマ!と思ったが、少し小さいし模様が違う。ただ、なにか別のヤンマだろう。綺麗な水辺にしか生息しないので、湧水の水質が良い証拠だろう。

予想以上に坂の街・長崎

こんにちは、ポンです。

 

前回、美味しいつけあげを食べて大満足したいちき串木野市を発ち、熊本県へ。北上し熊本市内を観光したあとは、またもやフェリーに乗り込む。次の目的地は長崎県
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熊本港から島原半島へ船で渡る。雲仙普賢岳が見える。


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地元民からは親しみを込めて「普賢さん」と呼ばれてるとか。


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島原半島到着。

 

阿蘇の時と同じく、博物館にて火山の勉強。
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雲仙普賢岳といえば、火砕流で数十人の人が亡くなった平成の噴火が有名。


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道の駅では、土石流で被災した民家を保存してある。災害の記憶を風化させない為に。

 

せっかくなので雲仙普賢岳を登山しようと思ったが、天気があまり良くないのでやめた。PM2.5の影響があるのか、まだ空がガスっている。少し後ろ髪を引かれる思いを抱きながら、島原半島をあとに。普賢岳はまた別の機会やな。


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長崎市に到着。坂が多い。多すぎ!予想以上に、坂が多い。


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写真で伝わるだろうか、この急傾斜。


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長崎駅前。目の前に山が迫っている。


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長崎新幹線の工事中。3、4年後に開業予定。

 

長崎市内をブラブラする。
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長崎港近くの公園。急峻な山と海。長崎には平坦な場所は少ない。それでも、


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向こうに見えるのは稲佐山福山雅治がライブしてたよな。明日は、自転車であれを上ろう。


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昼飯は皿うどん。さっぱりしていて食べやすい。野菜豊富なのも、ありがたい。旅行中は、中々野菜を食べるのが難しいから。

 

翌日、稲佐山を目指し自転車を漕ぐ。
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傾斜がキツイ。キツ過ぎる。先日の霧島、えびの高原越えを思い出させる急坂。


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急斜面に建つ街。

 

汗が滝の様に吹き出し何度も休憩。必死の思いで坂を上ってても、なぜだか嫌な感じはしない。疲れるが、達成感を味わえるのが気持ちいい。


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山頂の展望台。


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稲佐山山頂からの眺め。


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稲佐山のあとは、原爆資料館へ。


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腹ごなしは、ちゃんぽん(¥600)。


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平和記念公園


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平和記念公園を見学中の子どもたち。


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夜ライトアップされた教会。教会を見ると、沢山の教会を見かけたサンティアゴ巡礼を思い出す。


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街中にあったホテル。洒落た外観。白と青の模様と色使いが、モスクなどのイスラム文化の建造物に似てる。


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長崎といえば、カステラもある。まだ食べてなかったので、スーパーで購入。¥200。

 

長崎市を出発し諫早市を抜け、佐賀県へ。
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祐徳稲荷大社。京都の伏見稲荷大社などと一緒に、日本三大稲荷といわれることもある、、らしい。


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坂を登っていく。


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神社にしては、中々の急登。だが、こちらには九州の険しい山々をサイクリングして培った体力がある。ひいひい言ってる観光客を横目に、スイスイと登る。


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山頂から佐賀市内を眺める。平野が多くなってきた。

 

祐徳稲荷のあと、佐賀市内を通過する。展望台があったので、上ってみた。f:id:sailingday0111:20190611143924j:image

右を見ても


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左を見ても

平野。佐賀平野だ。その広大な土地を生かして、米や玉ねぎが特産品だ。熱気球の世界大会も開かれる。着陸できるスペースがあるからだろう。それにしても、こんな広くて平らな土地を見るのは、久しぶりだ。いつ以来だろう。九州に来てから初めてだ。それだけ、九州は山深いということだ。奥の方に山々が見えるが、だだっ広い平野だ。関東の首都圏に住んでたら、当たり前の景色なんだけどな。なんだったら、関東平野の真ん中だと、山が見えることも稀だ。不思議な感覚。旅に出ると、それまで自分にとって当たり前だった物事が、実はそうではないことに気づかされることがある。だから、旅は面白い。

 

平野を東進する。平坦な道は、自転車は楽々に進む。佐賀を出たら、すぐに福岡・久留米市に着いた。車、車、車。。。何じゃ、こりゃ。街が車や物で溢れかえってる。都会だ。

野宿する公園を探す。公園内でポイ捨てされてるゴミを見かけた。ヤンチャな若者のバイクが耳障りな爆音を響かせる。。うんざりだ。


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唯一の救いは、ラーメンが美味しいこと。あっさりとんこつラーメン。久留米ラーメン好き。翌朝、逃げるように久留米をあとにした。

鹿児島のつけあげ

こんにちは、ポンです。

 

九州はもうすぐ梅雨になる。その前になるべく旅を進めたい。(5月30日現在。)けど、面白そうなものがあったら、立ち止まる心のゆとりは持っていたい。この時期は、野宿をするのに快適だ。暑すぎす寒すぎす。蚊、ブヨやアブも少ないし。

 

さて、霧島をあとにし山をグングン下ると、たどり着いたのは鹿児島県。

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霧島市から眺める桜島。噴煙を上げている。また活動中の火山だ。阿蘇、霧島、そして桜島。九州は火山だらけだ。


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スーパーにて焼き芋。さすが鹿児島県。

 

翌日、大隅半島を南下していく。目指すは垂水市と鹿屋市。


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桜島を眺めながら海岸線を走る。橋が架かっている場所が、桜島と本州(大隅半島)が唯一繋がっているところ。


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まさかり温泉。九州を回ったチャリダーに以前会ったことがあり、ここをオススメされたのだ。


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ユニークな雰囲気。お湯に入ると、底に白い結晶が沈殿していて、鉄の匂いがする。居合わせた地元のおいちゃんたちとしばしおしゃべり。訛りが強くて会話するのに苦労する。だが、それがいい。旅をしているなと実感する。入浴代は¥390とリーズナブル。


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翌日、近くの「みなと食堂」へ。ここ垂水市はかんぱちの養殖が盛んで、全国シェアの半分以上を占める。土曜日ということもあり、開店時には既に10人ほどのお客さんが並んでいた。


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じゃーん!見よ、このボリューム。この量で¥1,200也!


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かんぱちの刺身。うまうま。


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かんぱちのあら煮。旨みと甘みが体中に染み渡る~。ご飯がすすむ、すすむ。

 

お腹を満たした後は、対岸の薩摩半島へ渡るためフェリーに乗る。
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根占港のフェリーターミナル。


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ここから、本州最南端の佐多岬までもう少し。だが、行かない。最南端とか端っことか、あまり興味がないのだ。


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フェリーがやってきた。あれに載り込む。


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この旅、初めての船旅。


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錦江湾を進んでいく。船が立てる白波をボーっと見つめる。

何で、俺は海よりも山の方が好きなんだろう?海も好きになれば、アップダウンがうんざりするほど多い半島や海岸線を自転車で行くのも、苦じゃなくなるのに。マリンスポーツをやってみたら、海が好きになるのかな。だったら、どれがいいだろう?スキューバダイビングとかよりも、SUPやシーカヤックの方がいいな。

海といえば、ニュージーランドで出会ったあいつは、海が好きでライフセーバーをしてたって言ってたな。伊豆のリゾバで出会った女の子はサーフィンで東京オリンピック出場を目指してたな。元気かな。

 

と、物思いに耽っていたら、フェリーは到着。


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着いた先は薩摩半島、目指すは「薩摩富士」と呼ばれる開聞岳


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海のすぐそばにそびえ立つ開聞岳。こういう富士山みたいな単独峰で、山の裾野がそのまま海に繋がっているというのは珍しい。今夜はここの公園で野宿。大戦で亡くなった方たちの慰霊公園。テントを張る前に一応、「安らかに眠ってください。そして、一晩だけここで野宿させて下さい。」と祈る。一人っ子一人いない夜の慰霊公園というシチュエーションはなんか見ちゃいけないものが見えるんではないか、という気持ちになる。

 

何事もなく無事に次の日を迎えた俺は、開聞岳に登山しに行く。

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登山口。開聞岳の標高は924m。登山口の標高は100m程だろうから、かなりの標高差。そして、急傾斜と評判だ。標準コースタイムは5時間30分。


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登り始めてすぐは、樹林帯。曇って湿気があるので、アマゾンの熱帯雨林のようだ。日本のだいぶ南に来ているな、と実感する。


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そのうち、登山道が細かい石でジャリジャリとしたものに変化してきた。こういうのが一番嫌いだ。登りの時は、滑って登りつらい。下りの時は、とても滑りやすい。実際に何人かの人が転んでるのを目撃した。


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こういうゴロゴロした石の方が歩きやすい。

 

なんて、してたら頂上に着いた。
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頂上からの眺め。


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池田湖が見える。ガスってあまり景色が良くないのが残念。PM 2.5の影響らしい。思い返せば、2週間前の阿蘇くらいからずーっと空に靄がかかってる。

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本州最南端の駅。

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指宿(正確には近くの山川温泉)といえば、砂風呂っしょ。


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ということで、トライ。体がじんわり暖まる。

 

指宿をあとにして北上。鹿児島市に到着。
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鹿児島市内と桜島。鹿児島、めっちゃ都市やなー。ビル多っ!


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鹿児島銘菓のかるかんを食す。

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山芋が入っているので、もちもちした食感が良い。女の子はみんな大好きサツマイモだし、お土産によさそう。


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フェリーで桜島へ。15分100円。安っ。そして、24時間運航。島民たちの足、なんだろうなと思う。


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桜島の観光案内所にあった桜島の噴火回数。年によっては、1日1回以上噴火していることに驚く。


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灰を集める専用袋の展示。実際に、鹿児島市内でこれを見かけた。それだけ、桜島の噴火が市民にとって日常なんだろう。そういえば、降灰がある日にコンタクトレンズをしていると目が痛くなるらしい。というか、実際に鹿児島市内にいた時に目が痛くなった。降灰が無い日でも、道端にある灰が舞うことがあるらしい。鹿児島に住む人はコンタクトできないんじゃ。。

 

観光案内所を出て桜島を回っていく。一周40キロほど。

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展望台から桜島と溶岩。


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噴火で埋もれた鳥居。大正大噴火で軽石や火山灰が2m以上も堆積して埋め立ててしまった。

 

桜島観光を終え鹿児島市を出発し、国道3号線を北上。原発がある薩摩川内市を抜け、着いたのはいちき串木野市。ここはつけあげが有名だ。つけあげ。要はさつまあげだ。つけあげの語源は、琉球料理の魚のすり身を油で揚げた「チキアーギ」が鹿児島に伝わり、それがつけあげに訛ったらしい。そして、それが関東に伝わったときに薩摩のつけあげ=さつまあげ、になったとか。だから、鹿児島の人はさつまあげと呼ばず、つけあげと言う。といことがつけあげに特化したフリーペーパーに書いてあった。なるほど。そのフリーペーパーで目星をつけたお店に行ってみる。


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松下商店。雰囲気がよさそうだ。


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到着してみると、いたって地元のお店という感じ。期待できそう。


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店内に入ると、ショーケースの中に色んな種類のつけあげが並んでいる。さつまいも、じゃこやあおさ桜えびと珍しい種類もある。人柄が良さそうなご主人に訊くと、量り売りだけでなくバラ売りでもOKとのこと。自分は一人なので大量に買うわけではないので、ありがたい。というか正直いうと、味見したいだけだ。なので、食べたいやつ何種類かを一つずつ買わせてもらう。食べてみると、ほんのり甘い。優しい味だ。一般的なさつまあげといえば、醤油につけてわさびなんかと一緒にたべたりするものだか、ここのつけあげは下味がしっかりついている。醤油なんかいらない。訊いてみると、酒の甘さだそうだ。美味しい!追加で他の種類のも買って試してみる。


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お気に入り、しそ昆布。しその風味と昆布の旨味が絶妙。


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野菜つけあげ。

 

あまりにも気に入ったので、家族と知人の分を購入して宅配することにした。そして、なにより親切なご夫婦との出会いが嬉しかった。つけあげを食べに、ご夫婦とおしゃべりしに、また来たいなと思った。